約 1,607,748 件
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/554.html
Episode10 『正義』 ---医務室--- 俺「ヘックション!」ズルズル 芳佳「大丈夫ですか?」 俺は先の戦いで海へ落ちたのが原因で風邪を引いてしまった。 元々風邪気味だったのに加え、さらに追い討ちをかけるような気温と海水温のおかげで余計に悪化してしまった。 俺「あはは・・・こりゃちょっときついっスね・・・ハックション!」ズルズル 彼の声は風邪のせいで鼻声になっていた。 芳佳「これ、おかゆ作ってきました。これで体あっためて、早く元気になってくださいね。」ニコ 俺「かたじけないっス。いただきます。」 素朴だがこれが意外と美味い。 芳佳「どうですか?お口に合いましたか?」 俺「はいっス。とてもおいしいです。」 芳佳「よかった。それ、サーニャちゃんとエイラさんと一緒に作ったんですよ。」 俺「そうだったんスか・・・後でお礼言わないとな・・・」 芳佳「はい。だから早く体治してくださいね。」 俺「はいっス。」 芳佳「それじゃあ私は失礼します。食べ終わったらそのままで結構ですから。」 俺「ありがとう、宮藤さん。」 にっこりと笑いかけて宮藤はいってしまった。 俺(さて・・・どうっすかな・・・) やることがなくなってしまった。 今日は普通に訓練日なので当分の間訪れる者はいない。 俺(おとなしく寝よう・・・) しばらくの間眠ることにした。 ---???--- 俺「・・・あれ?」 目を開ける。 そこには見慣れない街の風景が広がっている。 俺「どこだ・・・ここ・・・?」 あたりを見渡しても見たことのない建物ばかりが並んでいる。 そこかしこに扶桑語が書いてあるあたり、ここは扶桑なのだろう。 俺「扶桑にこんな街あったか?」 往来を歩く市民はこれまた扶桑では見慣れないフォーマルな格好をした者や、ラフで派手めな服装をしている者など様々だ。 俺「ちょっと歩いてみるか・・・」 この往来の中では俺の服装は明らかに浮いていた。 しかし、誰も俺の様子に気づくものはいない。 まして存在にすら気づいていないようだ。 ここで俺が少し立ち止まる。 俺「えっと・・・あれってここの名前かな?」 列車の駅と思われる場所で足が止まった。そこには駅名らしきものが書かれていた。 俺「巌戸台駅・・・?」 『いわとだい』 確かにそう書かれていた。 俺「全然知らないな・・・扶桑もまだまだ広いんだな・・・」 もうしばらく探索してみることにした。 周りの人間はせわしなく動き続ける。 止まっている者は大概手に持った機械をなにやら弄っているか、タバコを吹かす者ばかりだ。 俺(なんなんだろうな・・・あれ・・・) 見るもの全てが新しかった。 少し冒険気分になったところで誰かに声をかけられる。 ?「そこの君。」 俺「?・・・俺っスか?」 ?「そう、君だ。」 俺の存在に目を向けるものが現れた。 声をかけてきたのはメガネをかけた、どこか優しそうな男性だった。 ?「見たところ君はここの住人じゃなさそうだね。一体どうやってここに来たんだい?」 俺「え?さ・・・さぁ・・・目が覚めたらここにいました・・・」 ?「そうか・・・私も似たようなものでね。今、元の世界へ戻るためにいろいろと調べているんだ。」 俺「元の世界?」 ?「うん。おそらく君と私のいた世界は同じだ。そしてここは私たちがいたところとは別の世界。」 ?「これを見てくれ。」 見せられたのは世界地図。 しかし、明らかに地形が異なっている。 俺「あれ・・・似ているけど・・・違う・・・」 ?「そう。それで今私たちがいる国がここだ。」 そう言って男性が指を指した場所は本来『扶桑』と書かれているはずの場所だ。 しかし、そこにはこう書かれていた。 俺「日本・・・?」 ?「そう。私たちの世界では扶桑と呼ばれているがここはどうやら日本と言うところらしい。」 ?「そして・・・」 今度は別の建物のほうを指差す。 そこには巨大な画面があり、この日の日付が書かれていた。 俺「2009年・・・9月6日・・・2009年!?」 明らかに年号がおかしい。 ?「そうなんだ。世界も違えば明らかに年代もおかしい。」 ?「私は何年もの間この世界から出られずにいる・・・」 ?「家族も心配しているかもしれない・・・できることなら一刻も早く帰りたいんだ・・・」 俺「あの・・・あなたは一体・・・」 ?「ああ、すまない。まだ私の名前を言っていなかったね。」 ?「私の名前は宮藤一郎。前までは扶桑で技術者をしていたんだ。」 俺「宮藤って・・・あの宮藤博士ですか!?」 一郎「私を知っているのかい?」 俺「いや、寧ろ知らない人のほうが少ないんじゃ・・・」 俺「それに宮藤さんの・・・芳佳さんのお父さんですよね?」 一郎「君は芳佳を・・・娘を知っているのか?」 俺「はい。一緒にネウロイと戦ってる仲間っスから・・・」 一郎「そうか・・・それにしても君は男性のウィッチのようだね。これは珍しい・・・」 俺「はい。よく言われます・・・」 一郎「そうか・・・話を聞く限りではネウロイはまだ消えていないようだね・・・」 俺「はい・・・いまだに出現しています。最近ではより一層手ごわくなってきていて・・・」 一郎「私たちの世界はいまだ危険な状態にあるんだね・・・」 俺「はいっス。でも、平和な空を取り戻すまではあきらめられないっス!」 一郎「そうだね。正直成人もしていない君たちに戦わせるのは非常に心が痛むのだが、今は君たちに頼らざるを得ないんだ。すまない・・・」 俺「大丈夫っス!みんなも平和な世界を取り戻したい気持ちは一緒っスから!」 一郎「そう言ってもらえるか・・・ありがとう。しかし、しばらくは私はまだ戻れそうにない。それまでは君たちに向こうの世界を頼むよ。」 俺「任せてくださいっス!」 一郎「それじゃあ私は行くよ。どうか平和な世界を取り戻してくれ、えっと・・・」 俺「自分は『俺』っていいます。」 一郎「そうか。では頼んだよ俺くん。」 俺は宮藤博士に敬礼をする。 博士もそれに応えるように答礼してくれた。 宮藤博士はそのまま群集の中へと消えていった。 俺「でも博士がここから出れないんじゃ俺も出れないよな・・・」 俺「仕方ない、もう少し出る方法を探るか・・・」 再び歩き始める。 しばらく歩いていると横断歩道に差し掛かる。 ふと反対側へ目をやると向こう側に一人の少年がいた。 少年の髪はダークブルーに近い色で、髪の毛が右目にかかっていた。 そして少年の耳には妙な機械が取り付けられ、それは胸元あたりの小さな機械とつながっていた。 俺はなぜかその少年が気になった。 多くの人々の中で、ただその少年だけが・・・ 信号が青へと変わり人々が歩道をわたり始める。 それに合わせて俺も向こう側へと渡る。 向こうの少年もこちら側へ歩いてくる。 そして、その少年とすれ違う瞬間、彼の耳元の機械から音がもれて聞こえてきた。 "Burn My Dread" 俺「!?」 ザザッ… その言葉を聴いた瞬間、急にノイズのように頭の中に言葉が流れ込んでくる。 Man was born free, and everywhere he is in chains. complexwhat does not kill me makes me stronger ressentiment ego anima frouss animusOMME FIGURE ANTHROPOMORPHEhe who has a why to live can bear almost any howPenes, Done je suistopological spaceAufhebenou personnage fictifLiving not breathing, but doing."The meating of two personalites is like the contact of two chemical substance if there is any reaction, both are transformed."forgetting pain provides relief, but only leads to repetition Chaos theolyLa mort est personnifiedes le debut de I'humanitelife is the law, death merely sleepconsciousness mattergeneralizationconcept ldeologycogito, elgo sumdependency semblanceinductionspirit hypothesis そしてひたすらこの言葉が頭の中で繰り返される。 "Memento mori" ---医務室--- 俺「ハッ!」ガバッ エイラ「うおっ!」 サーニャ「・・・!」ビクッ! 俺「ハァッ・・・ハァ・・・こ・・・ここは・・・?」 エイラ「い・・・医務室に決まってんダロ!それより急に起きんじゃネーヨ!サーニャもびっくりしただろうガ!」 俺「ハァ・・・ハァ・・・すみません・・・」 サーニャ「大丈夫ですか・・・?すごい汗・・・」 俺「いえ・・・ただちょっとすごい夢見ちゃったみたいです・・・」ハァハァ… エイラ「・・・夢?」 俺「はいっス・・・」 サーニャ「聞かせてもらえますか・・・その夢・・・」 俺「たぶん訳わからないと思いますけど・・・」 エイラ「いいから話せヨー」 俺「わかったっス。」 俺は夢の中の出来事を2人に話した。 サーニャ「宮藤博士が・・・」 エイラ「ふーん、まぁ夢だしナ。」 俺「そうっスね・・・」 サーニャ「・・・このお話、芳佳ちゃんにしてあげたらどうですか?」 エイラ「そうダナ。あいつ喜ぶかもしれないゾ?」 俺「そうですか?じゃあ時間があれば・・・」 エイラ「それにしても、お前もう風邪は大丈夫なのカ?」 俺「ん?そういえば体が軽くなったような・・・」 サーニャ「体温計持ってきますね・・・」トコトコ 俺「ありがとうっス。」 サーニャが体温計を取り出し俺へと渡す。 サーニャ「はい、どうぞ。」 俺「どうもです。」 熱を測るとすでに熱は下がっていた。 エイラ「36.4℃・・・うん、もう大丈夫ダナ。そりゃあれだけ汗かいてれば下がるカ。」 サーニャ「でも今日は大事をとってもう少し休んだほうがいいと思います・・・」 俺「そうっスね。そうさせてもらいます。」 サーニャ「それじゃあ、お夕飯の時また来ますね。」 エイラ「じゃーナー。」 俺「何から何まですみませんっス。あ、そうだ。」 サーニャ&エイラ「?」 俺「おかゆ、とってもおいしかったっス。お2人ともありがとう!」ニコ エイラは下を向いていたため表情が良く見えなかったがサーニャはにっこりと笑顔を返してくれた。 満月の3日前の夜 ---俺の部屋--- 深夜0 00 アニマ「こんばんは。」 俺「ん・・・ああ、来たのか・・・」 アニマ「今日はね、やってくる『終わり』についてもう少しだけ思い出したんだ。」 俺「そういえばそんな話してたな・・・」 アニマ「もしかして忘れちゃったかな?でも一応話しておくね。」 アニマ「その『終わり』は、みんなに望まれてやってくるんだ。」 アニマ「おかしな話だよね、終わりを望む人がいるなんてさ。」 俺「そうか?」 アニマ「え?君は、『終わり』を望むのかい?」 俺「いや、お前の言う『終わり』がどういうものか分からないけど、俺は早いとこ、このネウロイとの戦いを終わらせたいけどな。」 俺「多分、これって他の普通に暮らしてる人とかも思ってるはずだ。」 アニマ「フフフ。君は面白い考え方をするね。」 俺「それに約束もしたからな。この戦いを終わらせるって。」 アニマ「そっか。えっと、じゃあ今回現われるやつの話をするね。」 アニマ「今回は1体だ。その者は正義の名の下に君たちに立ちはだかるだろう。」 俺「正義・・・ね・・・」 アニマ「まぁ今の君たちならきっと倒せるはずだよ。じゃあね。」スー… 俺「ああ、またな。」 少年は消えていった。 翌日・・・ ゴロゴロ… 外は生憎の雨模様だ。 俺「雨か・・・今日はどうすんだろうな・・・」 ---ブリーフィングルーム--- ミーナ「みなさん、おはようございます。」 ミーナ「今日は雨が強いため訓練は中止とします。この天気ならネウロイの進行の心配も無いでしょう。」 ミーナ「なので今日は・・・」 坂本「大掃除だ!」 基地の掃除をすることになった。 ♪寛ぎのひととき まずは自室の掃除。 ---エーリカ&ゲルトの部屋--- エーリカ「めんどくさいー」 ゲルト「いい機会だハルトマン。今日という今日はおとなしく片付けてもらうぞ!」 エーリカ「え~。じゃあトゥルーデも手伝って。」 ゲルト「私のほうの掃除が終わったら手伝ってやろう。」 廊下から声が聞こえてくる。 ルッキーニ「むしー!」 エーリカ「なんかやってる!」タッタッタ エーリカは部屋を飛び出した。 ゲルト「おいこら!ハルトマン!!」 ---基地内廊下--- ゲルト「まてー!ハルトマーン!」 シャーリー「ん?どうしたんだバルクホルン?」 ゲルト「シャーリーか!ハルトマンはどっちへ行った!?」 シャーリー「ルッキーニと一緒にあっちに・・・」 ゲルト「そうか!助かった!」タッタッタ シャーリー「お、おい!あたしもルッキーニを追うかな・・・」 シャーリー「ってかあいつ、いつからあたしのこと『シャーリー』って呼ぶようになったっけ・・・?」 ---大浴場--- 浴場ではすでに自室の掃除を終えた坂本、宮藤、リーネ、ペリーヌがいた。 坂本「ふぅ・・・これだけ大きいと掃除も大変だな。」 宮藤「そうですね・・・」ゴシゴシ リーネ「清掃班の方々も大変なんですね・・・」ゴシゴシ ペリーヌ「少し休みたいですわね・・・」 その時浴場に誰か入ってきた。 ルッキーニ「まてーむしー!」 エーリカ「まてー!」 2人はどうやら虫を追っているようだ。 宮藤「ルッキーニちゃん、ハルトマンさん!?」 ペリーヌ「なんなんですの、騒がしい!」 坂本「おい、どうしたんだ2人とも?」 ルッキーニ「あんね!見たことないむしがいたんだよ!」 エーリカ「そうそう!青くてきらきらしたちょうちょ!」 リーネ「青い蝶?」 芳佳「あ、あれじゃない?」 宮藤が指を指した場所には能天気にひらひらと舞う蝶がいた。 ルッキーニ「いたー!」 エーリカ「つかまえろー!」 ゲルト「いた!こらーハルトマン!!」 エーリカ「げっ!トゥルーデ!」 ゲルト「まったく・・・手こずらせおって・・・」 その時ゲルトの近くに蝶が近づく。 エーリカ「トゥルーデ!それ捕まえて!」 ゲルト「ん?」 ルッキーニ「そのちょうちょだよバルクホルン!」 ゲルト「まったく・・・これをとったら戻って掃除するんだぞ?」 エーリカ「分かったからはやく~!」 ゲルト「よし・・・それ!」 少しジャンプして蝶を掴もうとする。だが・・・ スカッ ゲルト「あれ?」 ゲルトの腕はむなしく宙を掴んだ。 ゲルト「クソ!・・・この!」スカッ スカッ 何度やっても捕まりそうにない。 エーリカ「も~、なにやってんのさ~トゥルーデ~」 ゲルト「やっても捕まえられないんだ!!」 シャーリー「あ、いたいた。おーいルッキーニ~!」 ルッキーニ「シャーリー!そのちょうちょつかまえて!」 シャーリー「ん?こいつか?よし、任せろ!」 シャーリー「よっと!」 ジャンプして捕まえようとするが・・・ スカッ シャーリー「ありゃ?」 どうも蝶はつかまりそうにない。 シャーリー「おっかしーなー・・・確かに捕まえたはずなんだけど・・・」 その間にも蝶はまた廊下のほうへと出て行ってしまう。 ルッキーニ「まてー!」タッタッタ エーリカ「逃がさない!」タッタッタ ゲルト「おいハルトマン!」タッタッタ シャーリー「ルッキーニー!」 4人はどこかへ行ってしまった。 リーネ「行っちゃったね・・・」 芳佳「うん・・・」 坂本「3人とも・・・」 ペリーヌ「どうされました、少佐?」 坂本「蝶を捕まえに行くぞ!」ムフーッ! 芳佳&リーネ&ペリーヌ「・・・・・・」 坂本「私の部屋に網があったはずだ。取りに行って来るからお前たちは先に行ってろ!」タッタッタ 芳佳&リーネ&ペリーヌ「・・・・・・」 ペリーヌ「行きますわよ・・・」 芳佳&リーネ「はい・・・」 3人はゆっくり追うことにした。 ---エイラ&サーニャの部屋--- エイラ「フー・・・一段落したナ。」 サーニャ「お疲れ様、エイラ。はい、お水。」 エイラ「サンキューな、サーニャ。」ゴクゴク エイラ「うん、一仕事終えた後の水はうまいナ!」 サーニャ「あれ・・・なんだろう・・・?」 エイラ「ん?あれは・・・」 そこには青色に輝く蝶が一匹。 ルッキーニ「むしー!!」 エーリカ「どこだー!」 突然ルッキーニとエーリカが2人の部屋へ押しかけて来た。 エイラ「なになに!?なんダヨ急に!」 ルッキーニ「エイラ、サーニャ、ちょうちょいなかった?あおくて、キラキラしてるやつ!」 サーニャ「それなら・・・そこにいるよ。」 サーニャが指を指した先では蝶が羽をはためかせ舞っていた。 エーリカ「いたー!う゛!」グイッ 襟首を誰かに引っ張られた。 ゲルト「ようやく捕まえたぞハルトマン。さぁ、部屋へ戻って掃除だ!」 エーリカ「えー!やだーいやだーい!!」 ゲルト「ええい!駄々をこねるな!」ヒョイ ゲルトはエーリカを担ぎ上げ部屋へと戻っていった。 エーリカ「はーなーせー!」 声はどんどん遠くなっていった。 シャーリー「あはは・・・あいつも大変だな・・・」 そこへまた一人現われる。 坂本「蝶は!?蝶はどこだ!!」 坂本は手には網を、肩には虫かごをかけていた。 シャーリー「少佐・・・それ・・・」 ルッキーニ「少佐!ここだよー!」 坂本「そこか!なるほどその位置ではルッキーニには届かんな。どれ、私が捕まえてやろう!」 そう言って坂本は網を振りかぶり・・・ 坂本「烈風斬!」 と言って網を振り下ろす。が・・・ スカッ 坂本「なに!?」 網でも蝶は捕らえられない。 芳佳「あ、いた。坂本さん!」 ペリーヌ「少佐!」 坂本「来るなお前達!」 リーネ「!?」 坂本「これは私と蝶の闘いだ・・・横槍はいれてくれるなよ・・・」 ルッキーニ「よくわかんないけど少佐かっちょいー!」 シャーリー「あはは・・・」 坂本「とうっ!せいっ!やぁッ!」スカッスカッスカッ しかし、何度やっても結果は同じだった。 坂本「ゼェ・・・ゼェ・・・なぜだ・・・」 そう言っている間にも蝶は悠々と去っていく。 ルッキーニ「あ、逃げちゃう!」タッタッタ 坂本「逃がすか!」タッタッタ サーニャ「行っちゃった・・・」 シャーリー「とりあえず私は追うけど、みんなはどうするんだ?」 ペリーヌ「とりあえずは・・・」 芳佳「追います・・・」 リーネ「私も・・・」 シャーリー「エイラとサーニャは?どうするんだい?」 サーニャ「いきます。」 エイラ「マジでカ!?・・・じゃあ私も行く。」 シャーリー「じゃあみんなで行くか!」 ---基地内廊下--- ミーナと俺が掃除を終えて話していた。 俺「みんなが一段落したらお茶でも入れましょうか。」 ミーナ「そうね。あら?」 2人の近くに蝶が現われる。 ミーナ「珍しいわね、こんなところに・・・」 俺「蝶?」 遠くのほうから誰かが駆け寄ってくる。 ルッキーニ「中佐ー!俺ー!」 坂本「ミーナ!」 ミーナ「ルッキーニさんに美緒!?どうしたの!?」 坂本「その蝶を足止めしてくれ!」 ミーナ「これのことかしら・・・それ!」スカッ ミーナ「あ・・・あら・・・?」 蝶は能天気にひらひらと舞いつつ次第に俺へと近づく。 俺「ん?」スッ 俺は右手を差出し、蝶を手のひらへと迎え入れようとした・・・その瞬間、 カッ! 俺「うおっ!?」 ミーナ「!?」 突如蝶が強烈な光を発する。そして次に目蓋を見開いた時には・・・ 俺「あれ・・・」 ミーナ「び、びっくりしたわ・・・なんかのおもちゃだったのかしら・・・」 蝶の姿はどこにもなかった。代わりに俺の目の前に、帽子をかぶった雪だるまのような人形が一つ落ちていた。 俺「なんだ・・・これ・・・?」 人形を拾い上げ、背中のタグを見ると、扶桑語でジャックフロストと書かれている。 ルッキーニ「あれ?ちょうちょは?」 俺「えっと・・・なんか消えちゃったみたいっス。」 坂本「なん・・・だと・・・?」 シャーリー「おーいルッキーニ!どうだった?」 遅れてシャーリーたちもやってきた。 ルッキーニ「あ、シャーリー!あのね、ちょうちょどっかいっちゃった・・・」 シャーリー「そっかー、残念だったな。次は捕まえられるといいな。」 ルッキーニ「うん・・・」 ミーナ「あらあら、みんな揃って・・・掃除は、終わったのかしら?」 芳佳「私たちは終わりました。」 エイラ「こっちもダ。」 ミーナ「そう、それじゃあお茶にしましょう。みんな、ラウンジに集合ね。」 皆が続々とラウンジへと向かっていく。 俺「う~ん・・・」 そんな中、俺は相変わらずその場で人形を眺めていた。 サーニャ「あの・・・どうしたんですか・・・?」 俺「あ、サーニャさん。いえ・・・なんかさっきの蝶が消えた途端に、目の前にこれ落ちてて・・・」 サーニャ「・・・?」 俺「あぁ・・・訳わかんないですよね・・・すみません。」 サーニャ「・・・・・」ジーッ… サーニャはまじまじと、その人形を見つめている。 俺「・・・あの・・・よかったら、いりますか?これ?」 サーニャ「え・・・?いいん、ですか・・・?」 俺「俺が持っててもしょうがないっスし、サーニャさん、きっとこういうの好きかなって思ったんスけど・・・もらってくれますか?」 サーニャ「は、はい。ありがとうございます・・・」 俺はサーニャに人形を手渡す。 俺「そいつ、ジャックフロストって言うらしいっス。よかったら、大切にしてあげてくださいっスね。」ニッ サーニャ「はい・・・ずっと、大事にします・・・」ギュッ サーニャ(なんだか、普通の嬉しいとは違う・・・とっても嬉しい・・・) 結局この日もエーリカの部屋は掃除されず、ジークフリート線は引かれたままだった・・・というのはまた別のお話。 2日後 ---ブリーフィングルーム--- ミーナ「今回で11体目ね・・・運がよければ今日で全て終わらせられるかも・・・」 坂本「2体同時に出ればな・・・」 エイラ「それはそれできつくないカ・・・?」 ルッキーニ「ねー中佐!」 ミーナ「なにかしら、ルッキーニさん?」 ルッキーニ「あのねあのね、まだあたしと俺だけコア壊したことないんだよー!」 ルッキーニ「だからさ!もしかしたら今日はあたしの攻撃で壊せるかもしんないよ!」 ミーナ「!・・・そういえばそうね・・・でも、確かめてみなければ分からないわ。」 ミーナ「では今日の1番目の攻撃はルッキーニ少尉にお願いします。」 ルッキーニ「了解!にひー!」 夜 ---基地内ハンガー--- 俺(後2体・・・か・・・) ―――なぁ、1つ言いたいことがあるんだが・・・――― 突然頭に声が響く。ルシフェルの声だ。 俺(? なんスか?) ―――『そんな装備で大丈夫か?』―――――― 俺(・・・・・・) ルシフェルは期待しているようだ。 俺「大丈夫だ、問題ない。」ドヤァ… リーネ「俺さん・・・?」 ペリーヌ「急に大声出して・・・どうかしましたの?」 俺「へ?あ、いや・・・なんでもないっス!あははははははは!」アセアセ ―――クフフフ・・・結構だ。―――じゃあ、頑張れよ。――― 俺(・・・・・・) ミーナ「ストライクウィッチーズ、出撃します!!」 ---バルト海上空--- 深夜0 00 俺&サーニャ「来た!!」 2人の魔導針の色が変わる。 シャーリー「あれは・・・」 ペリーヌ「天使・・・ですの・・・?」 満月のほうを見ると翼を持った天使の様なネウロイがいた。 正義のアルカナのネウロイだ。 サーニャ「上空5000m地点に『ジャスティス』を確認。」 ミーナ「ルッキーニさんお願い!俺さんと宮藤さんは彼女の援護を!」 俺&ルッキーニ&芳佳「ウィルコ!/了解!」 3人がジャスティスへと接近する。 ルッキーニ「うりゃりゃりゃりゃー!」ガガガガガガガガガガガガガ 先手を打ったのはルッキーニ。 無数の弾丸がジャスティスを捉える。 ギュアアアアアアアアアアアア!! ジャスティスが悲鳴を上げる。 そしてジャスティスが行動を始めた。 ヒュン!ヒュン! ルッキーニ「うぇー、はやいよー!」 俺「これはちっとキツイかッ・・・!」ガガガガガガガガガ ジャスティスは瞬間移動をするかのように現われては消える。 芳佳「俺さん!ルッキーニちゃん!あれ!」 俺「あれ?」 ルッキーニ「?」 宮藤の指を指した先に何かがある。 俺「石像か・・・?」 ルッキーニ「なんか浮いてる~!」 そこにはネウロイ特有の模様が刻み込まれた黒い物体・・・それこそ石像のようなものが宙に浮いていた。 よく見ると離れた別の場所にも2つ同じものが浮いていた。 芳佳「あれって多分ネウロイのですよね!?だったらあれを壊せば・・・」 俺「やってみる価値はありそうっスね・・・」 俺「リーネさん!」 リーネ「はい!」 俺「そこからボーイズであの石造狙えますか!?」 俺が指差した方向を確認する。 あの位置なら十分ボーイズの射程距離内だ。 リーネ「やってみます!」 リーネが照準を覗きライフルを構える。 ダンッ! 銃声が響き弾丸は一直線に石像へと向かう・・・が・・・ リーネ「そんな・・・」 弾丸は石像を通り抜けてしまった。 俺「ダメか・・・」 リーネ「すみません・・・」 俺「リーネさんのせいじゃないっス!だからそんなに気に病む必要ないっスよ!」 芳佳「そうだよリーネちゃん!」 リーネ「うん・・・ありがとう2人とも。」 ルッキーニ「じゃさ!ぴったり3つあるんだし、3人に分かれて壊そうよ!」 俺「そうっスね、それがベストかも・・・」 芳佳「じゃあ私はあっちを!」 ルッキーニ「あたしこっちー!」 俺「なら向こうは俺がやるっス!」 3人が別れ、それぞれ石像へと向かう。 ヒュン! ジャスティスが突然俺の前へと立ちはだかる。 俺「そう簡単には行かせないってか・・・」 両手を前へと構えビームを撃つ構えを取る。 俺「至近距離は無理だっての!」ビュン! 俺は急速に上方へと離脱する。が・・・ ヒュン! ジャスティスがすぐに目の前へと現われる。 すでにビームの充填は完了していた。 俺(やられるッ・・・!) そう思った瞬間。 ギュアアアアアアアアアアアア!! ジャスティスが突然悲鳴を上げる。 俺「隙ありだッ!」ズバッ! 俺が横一閃に抜刀。 蒼炎を纏った刀はジャスティスの装甲を大きく散らす。 だが、装甲はジワジワと再生する。 ジャスティスはフラフラになりながら少し遠くへ瞬間移動をする。 芳佳「俺さん、大丈夫ですか!?」 俺「はいっス・・・大丈夫っス。」 芳佳「石像を破壊したんですが、効果あったみたいですね。」 俺「なるほど・・・それで・・・」 ルッキーニ「うじゃ!」 突然インカムを通してルッキーニの声が聞こえた。 芳佳「ルッキーニちゃん!」 ルッキーニへ視線を向けると、彼女のの前にはジャスティスが立ちはだかっていた。 芳佳「俺さん!石像を!」 俺「はいっス!」 俺は刀をしまい拳を構える。 俺「本気出せよ・・・オルフェウス・・・!!」 俺「巻き起これ!」ブロロロロロロロロロ!! 石像へと急速に肉薄し、黒風を纏わせた拳で殴りつける。 ガキッ!!バキバキバキ!! 石像が拳に纏われた風から発生した鎌鼬により、激しく削られ、砕けた。 ギュアアアアアアアア!! 間一髪のところでジャスティスがルッキーニの前から離脱する。 ルッキーニ「ありがとう!俺!」 俺「さぁ・・・仕上げっスよ、ルッキーニさん!」 ルッキーニ「うん!」 俺と宮藤が再びルッキーニと合流する。 ジャスティスが最後の石像の破壊を阻むため舞い降りる。 俺「俺があいつをひきつけるっスから、お2人は破壊をお願いするっス!」 芳佳&ルッキーニ「了解!」 石像の破壊はジャスティスに大きな影響を与えたようで、もはや瞬間移動は出来なくなっていた。 ジャスティスは破壊しようとする2人を阻むため近づこうとするが・・・ シュバ! 俺「お前の相手は俺だ。」 神速の居合いがジャスティスを捉え、斬り裂く。 ギュアアアアアアア!! 一度後退したジャスティスは渾身の力を込め、ビームを空へ放つ。 俺「どこ狙ってんだ?」 するとビームが矢の形になり驟雨の如く降り注ぐ。 俺「マジかッ!」シュババババババ 刀を振るい矢を掻き消してゆく。 しかし・・・ 俺「しまった・・・!」 俺へと向けられていたはずの矢の一部が宮藤とルッキーニのほうへ向かっていた。 俺「宮藤さん!」 芳佳「え?うわっ!!」 宮藤が矢の存在に気づく。 芳佳「れ・・・烈風斬!!」ザン! 烈風斬により生み出された風圧で、一瞬の内に矢は全て薙ぎ払われた。 俺「すげぇ・・・」 ルッキーニ「うりゃりゃりゃりゃりゃー!」 その隙にルッキーニが得意の光熱魔法を応用した突撃で石像を破壊する。 ギュアアアアアアアアアア!! ジャスティスが再び悲鳴を上げ、動かなくなる。 ルッキーニ「シャーリー!」 シャーリー「おう!」 下で待機していたシャーリーがルッキーニの元へ向かい、いつものあの技を繰り出す。 ブォンブォンブォンブォンブォンブォン ルッキーニの足を持ちジャイアントスイングを始める。 そして・・・ シャーリー「いっけええええええええええええルッキーニ!!」 ルッキーニ「どっかーん!」ビュン! シャーリーのカタパルトによる超加速でネウロイへと急速接近するルッキーニ。 そのまま多重シールドを張り、ジャスティスへと突撃する。 ズドーン!パリーン… ルッキーニの突撃によりジャスティスの中心部にあったコアは貫かれ、一気に砕けた。 ルッキーニ「やっほー!!あたしらの勝ちー!」ブイ! シャーリー「ナイスだ、ルッキーニ!!」 俺「あはは・・・すげぇや・・・」 こうして11番目の敵は見事退けられた。 ---俺の部屋--- デブリーフィングを終え、部屋へ戻ってきた。 俺「ふぅ・・・ちょっと疲れたな・・・」 机に目をやるといつものカードがある。 今回は1枚だ。 俺「【JUSTICE】・・・『正義』か・・・」 カードのアルカナ名は【JUSTICE】。秤を持った天使が描かれていた。 カードが砂のように消え、頭に声が響く。 ――私は耳を傾けるもの―――――スラオシャ―――― ―――――お前に邪(よこしま)を退ける力を与えましょう―――― スラオシャから与えられたのは護る力。 自分以外の味方1人に強力な全方位シールドを展開することが出来るようになった。 俺「お前の護る力・・・借りるっスよ、スラオシャ。」 続き→ペルソナ11
https://w.atwiki.jp/persona_psp/pages/12.html
ペルソナのPS版(1996/9/20発売)での情報を参考に載せています。 PS版と変更のない情報もあると思いますので、 確認ができ次第、PSP版のコンテンツにコピー&ペーストしていただけると、 編集が楽にできるとおもいます。
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/567.html
Episode19 『決意の先に』 俺「俺は・・・いや、俺たちは・・・」 決意の一声。迷わず、言い放つ。 俺「・・・逃げない。俺たちは、立ち向かう。」 僕「・・・僕の言ったこと、うまく伝わらなかったのかな・・・いいかい、もう一度言う、僕は・・・」 俺「もういい。」 僕「えっ・・・?」 俺「もう、決めたんだ。みんなで立ち向かおうって。」 僕「・・・・・」 僕が501の仲間たちの顔を見渡す。誰もが迷いのない瞳を僕へと向けていた。 僕「・・・どうしても・・・なのかい?」 俺「ああ。この選択は、絶対に曲げない。」 その言葉と眼差しに僕は押し黙ってしまう。 それからしばらくして、ふぅ、と僕は一度溜息を吐き、閉じていた口を開いた。 僕「・・・わかった。残念だけど、命は君たち自身のものだ。その使い方もね。」 僕「君たちの選択に従おう。」 その言葉に皆の緊張が解け、一様に安堵の表情を浮かべる。 ミーナ「それじゃあ教えてちょうだい。その、『母なるもの』に会うにはどうすればいいの?」 僕「分かりました。もうすぐ0時になる・・・時間がないから、手短に話します。」 僕「『母なるもの』に会うには、約束の日に、北海海上に現れたあの塔の頂上に行けばいい。」 芳佳「約束の日・・・?」 僕「そう。明日から数えてちょうど一ヵ月。1月31日の満月の夜・・・その塔を目印にして『母なるもの』が降り立つ。」 僕「そしてそれを期に、世界中のネウロイが一斉に君たちに攻撃を開始する。それが、世界の終わる日だ。」 リーネ「一ヵ月・・・」 坂本「つまり、その日の夜に塔の頂上へ行けばいいのだな。」 僕「そうです・・・でも、いいかいみんな。明日からは君たちにとって途方もない絶望との戦いが始まる。」 僕「前にも言った通り、『母なるもの』を倒すことは不可能だ。直に向かい合ったとき、それが何故かわかるだろう。」 ミーナ「それは覚悟の上よ。そう何度も言わなくていいわ。」 エイラ「1ヵ月後の1月31日・・・ダロ?もう覚えたヨ。」 僕「うん。・・・それと、もう一つ悲しいことを言わなくちゃいけない。」 ルッキーニ「なに・・・?」 僕「仮に・・・もし仮にだ。君たちが『母なるもの』に打ち勝つことができたとしても・・・」 俺「この一年間の記憶は消える・・・ってか?」 全員「!?」 僕「・・・ああ。母なるものが消えればネウロイは消える。同時にそれは、宣告者である僕も消えると言う事。宣告者が消えれば、アルカナを持つネウロイたちに関しての記憶は全て消える。だから、もしかしたら、この一年間の君たちの思い出も一緒に・・・」 ゲルト「確証はない・・・ということはそのまま残ることもあり得るということだな?」 僕「少しはあるはずです。ただ、それでも消えてしまう可能性の方がずっと高い・・・」 俺「それでも、俺たちは立ち向かうよ。それに、消えるか消えないかなんて、その時になんなきゃわかんないし。」 サーニャ「俺・・・」 僕「そうか・・・うん、わかったよ。僕からは以上だ。それじゃあ、僕は先に行くよ。」 僕「あぁ、そうだ。宮藤さん。」 芳佳「は、はい・・・」 僕「君に怪我をさせてしまったこと、ずっと謝ろうと思っていたんだ。本当にごめん・・・謝って済むことじゃないけれど・・・」 芳佳「いえ、大丈夫です。私、気にしてなんかいないですから。」 芳佳「坂本さんも言ってました。昨日の敵は今日の友だって。」 坂本「宮藤・・・」 芳佳「だから、僕さんも私にとって大切なお友達の一人です。そのお友達を、責めるようなことはしません。」 僕「友達・・・」 シャーリー「そうだぞ。お前も、私たちの大切な友達だ。」 ルッキーニ「友達だよ!」 僕「うん・・・みんな、ありがとう・・・みんなの事は、ずっと・・・見守っているよ・・・」 そういって僕は歩きだし、俺の前で一度立ち止まる。 僕「俺くん。これが最後の試練に関してのアドバイスだ。『12の旅路の果てに最後の者は現れる。』」 サーニャ「12の旅路・・・?」 俺「・・・わかった。覚えておくよ。」 僕「ありがとう俺くん・・・僕の大切な友達・・・」 俺「ああ。また、会おうな。」ニッ 僕「俺くん・・・うん・・・また、会えるといいな・・・」 そして僕はドアへと歩き出す。そこで再び立ち止まり振り返ってこういった。 僕「良いお年を。・・・って言うんだよね、年の終わりは。」 サーニャ「良いお年を。」 サーニャに続いて皆も言う。 僕「ありがとう。じゃあね。」ニコ ガチャ バタン ペリーヌ「行ってしまいましたわね・・・」 ゲルト「1月31日か・・・」 ミーナ「行きましょう、みんなで!」 その言葉に、皆も力強く頷いた。 まもなく、新年を迎えようとしていた。 そして、数えきれないほどの思い出の詰まった1946年が静かに明けてゆく・・・ 迎えた1947年1月1日。 深夜 ---俺の部屋--- ガチャ パタン… ?「・・・・・」ウトウト 俺「くぅ・・・くぅ・・・」Zzz… ?「・・・・・」ヌギヌギ ペタ…ペタ…ガバッ スルリ モゾモゾ ?「すぅ・・・すぅ・・・」Zzz… 俺「ん・・・くぅ・・・くぅ・・・」Zzz… ~数時間後~ 早朝 モゾモゾ 俺「ん・・・うん・・・?」ピコッピコッ 年明けの明朝。布団の中に妙な違和感を感じ、目を覚ます。 モゾモゾ 俺「モゾモゾ?」 近くに置いてあるメガネをかけ、布団をめくり上げる。 ガバッ 俺「!?」 サーニャ「すぅ・・・すぅ・・・」Zzz… 見れば布団の中では、サーニャが可愛らしい寝息を立てながら、丸くなって眠っていた。 しかし衣服は床に脱ぎ捨てられ、下着とズボン一枚だけのあられもない姿であった。 俺(な・・・なんで!?俺、一人で寝たはずだよな!?それがなんで・・・お、落ち着け俺・・・こういう時は確か素数を数えればいいんだよな・・・で・・・素数ってなんだ?) サーニャ「う・・・んぅ・・・ふわぁ・・・」 俺があれこれと考えていると、サーニャが目を覚ました。 俺「お、おはよう・・・ございます・・・」 サーニャ「ん・・・」コクリ 俺「・・・・・」 サーニャ「・・・・・」 サーニャ「・・・すぅ・・・すぅ・・・」Zzz… 俺(いやいやいや、可愛いけどそれはないっスよ・・・) 俺「あの・・・さ、サーニャさん?」ユサユサ サーニャ「ぅ・・・ん・・・なに・・・?」 俺「なんで俺の部屋にいるんスか?俺、一人で寝てたはずなんスけど・・・」 サーニャ「わからない・・・」ウトウト 俺「わからないって・・・」 サーニャ「・・・俺・・・・・」 俺「は、はい・・・?」 サーニャ「さむい・・・」 俺「・・・ごめんなさい・・・・・」 そう言って俺は布団をかけなおす。 俺(まぁいっか・・・それより、まだ結構早いよな・・・もう少し、寝てもいいか・・・ソファで寝るかな・・・) 横たわった状態のまま、ゆっくりベッドから抜け出そうとしたその時。 ムギュ 俺「!?」 ガバッ 再び布団を返すと、背中越しにサーニャの手が俺の腰に回され、美脚が俺の脚に絡められていた。 俺「な、何してはるんですか!?」 サーニャ「・・・こうすれば・・・あったかい・・・」スリスリ 俺の背に顔を埋め、猫のように頬をこすりつけるサーニャ。 俺「あったかいって・・・」 サーニャ「俺、こっち向いて・・・」 俺「・・・・・」 渋々体をサーニャの方へ向けなおす。 ギュゥ サーニャの腕が俺の腰へと回る。 サーニャ「あったかい・・・♥」スリスリ 俺「そっスか・・・」 サーニャ「う、ん・・・すぅ・・・すぅ・・・」 サーニャはそのまま、俺の胸の中で再び眠りに落ちた。 俺(寝ちゃったか・・・) 眠るサーニャを、俺はそっと抱きしめる。 俺(それにしても・・・) 俺は腕の中のサーニャを一瞥する。 陶磁器のように白い柔肌に、整った顔立ち。そしてしなやかで、少し力を入れれば折れてしまいそうなほど細い体。 そんな目の前の儚げな少女がたまらなく愛おしくて仕方がなかった。 サーニャ「ぅ・・・ん・・・」 見つめているうちに思わず邪なことを考えていることに気づき、その思考をなけなしの紳士心で何とか押しとどめた。 サーニャ「すぅ・・・すぅ・・・」 俺(こんなにか細い子がネウロイなんて危ない相手と闘ってるんだよな・・・) 俺(そう考えると、ちょっと、な・・・いや、だからこそ俺が守らなきゃだよな。) 俺は片手を彼女の後頭部へ回し、髪を撫でる。 俺(・・・って・・・よく考えたらエイラさんに黙ったまんまだよな俺・・・エイラさんはきっと、サーニャの事大好きなんだよな・・・今だって・・・) 俺(でも、この子は俺の事好きって言ってくれた・・・別れようなんて言ったら今度はこの子が傷つくのかな・・・) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 男「またある時は他人の関係に良くも悪くも干渉し、言葉で隣人を殺す。」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 俺(あれってこういう事なのかな・・・このままでいいのかな・・・俺・・・いや、よくないよな・・・でも、どうしたら・・・) 思案をするうちに次第に眠気が勝り、彼女を抱いたまま、俺はまどろみに落ちた。 ~数時間後~ 俺「ん・・・」パチクリ サーニャ「・・・///」カアァァ 再び目を覚ました俺の目の前には、頬と耳を紅葉させたサーニャの顔があった。 サーニャ「お、俺・・・///」 俺「は、はい・・・?」 サーニャ「離して・・・///」 俺「あ、あぁ・・・すみません・・・」パッ 俺の腕から解放されたサーニャは体を起こし、恥ずかしそうに俺に背を向ける。 俺「そっか・・・俺、抱いちゃったまま・・・恥ずかしかったっスよね・・・ごめんなさい・・・」 その言葉にサーニャは俺に背を向けたまま首を振る。 サーニャ「ううん・・・違うわ・・・俺にぎゅってしてもらったのは、とっても嬉しい・・・ただ・・・///」 俺「?」 サーニャ「おなかに・・・かたいの・・・当たってたから・・・///」 俺「!?」 下半身へとゆっくり視線を落とす。 俺「・・・///」 サーニャ「え・・・えっちなのは・・・ダメ・・・///」 俺「ごめんなさい・・・///」 サーニャ「・・・で、でも・・・男の人はこういうの・・・我慢できないって聞いたことあるから・・・俺も、我慢・・・できなかったんだよね・・・///」 俺「えと、これは・・・その・・・」 サーニャ「ううん・・・いいの・・・これは、仕方ないこと・・・だ、だから・・・ホントは、ダメだけど・・・」 そう言うと、サーニャは俺に背を向けたまま上の下着の紐に指を掛け、それを取り払う。 ハラリ 俺「え!?いや・・・ちょ!?」 露わになった胸を彼女は右腕で覆い隠し、恥ずかしそうに俺に向き直り、こう言った。 サーニャ「俺がしたいなら・・・しても・・・いい・・・///」 俺「」 サーニャ「わ、私・・・シャーリーさんみたいに胸、大きくないし・・・ほ・・・ほかの人みたいに綺麗じゃないから・・・俺に・・・喜んでもらえるか・・・わからないけど・・・///」 顔を真っ赤にし、恥ずかしさからか、涙でいっぱいの潤んだ瞳で彼女は言う。 サーニャ「俺・・・///」 どこかなまめかしい表情で、ゆっくりとにじり寄るサーニャ。俺は後ずさりするが、すぐにベッドの端まで追い込まれた。 俺「ス、ストップ!あああ、あの、サーニャ!?」 左手を突き出し、静止を訴える俺。サーニャはその場で止まった。 サーニャ「・・・///」ウルウル 俺「い、嫌なら無理してそんなことしなくてもいいんスよ?今だって誰かに言われたからそんなこと言うんス・・・よね?」 サーニャはその言葉に首を横に振った。 サーニャ「誰にも言われてないわ・・・無理も・・・してない・・・私がしてあげたいって・・・思ったの・・・」 俺「え・・・」 サーニャ「男の人は、他の女の人に目移りしやすいから・・・ほっといたら別の人にとられちゃうって・・・」 俺「それは・・・誰から聞いたんスか・・・?」 サーニャ「本に・・・書いてあった・・・」 俺「どんな本読んだんスか・・・」 サーニャ「でも・・・えっちなことしろって・・・書いてあったわけじゃないの・・・これは、私が自分でしようって・・・決めたことだから・・・」 俺「どうして・・・」 サーニャ「・・・俺に・・・」 俺「?」 サーニャ「・・・俺に・・・ずっと好きでいてほしい・・・ずっと・・・一緒にいてほしいから・・・だから・・・」 俺「っ!」トクン 心臓が一度大きく鼓動を打つ。同時にみぞおちの奥がきゅうと締め付けられるような感覚が襲う。 ギュッ サーニャ「あっ・・・」 俺「・・・・・」ギュゥ 無言でただ、抱き締めた。 サーニャ「俺・・・?///」 俺「・・・ありがとうっス、サーニャ・・・俺、好きになったのが君でよかったっス・・・」 サーニャ「!・・・///」 俺「それと、その・・・エッチなことしなくたって・・・俺はずっと、君の事・・・だ、大好きっスよ・・・」 サーニャ「本当・・・?」 俺「はい、絶対に・・・だから、服、着てくださいっス・・・///」 サーニャ「うん・・・でも、これじゃ着れないわ・・・///」 俺「あ、そうっスよね・・・すみません・・・」 抱擁を解こうとする俺の腕をサーニャがしがみ付いて制止する。 サーニャ「ま、待って!・・・もう少し、このままが・・・いい・・・///」ギュゥ 俺「・・・///」 しばらく抱き合いながら、お互いに照れくさがりながら微笑みを交わす。 その内、俺の胸の奥からどうしようもなく抑えがたい感情が沸き起こり、俺がサーニャへと唇を寄せる。 サーニャもそれに応えるように瞳を閉じ、 そして二人は―― バタン! シャーリー「ハッピーニューイヤー!!お・・・れ・・・?」 俺「」 サーニャ「!?///」 シャーリー「あ・・・ああ、あ・・・」 ルッキーニ「? シャーリー、どしたの?」 シャーリー「わっ!み、見るな!ルッキーニ!!///」バッ ルッキーニ「え~!?なんで~?見えないよシャーリ~!」 シャーリー「あ・・・あははは・・・ご、ごゆっくり~・・・」 パタン ネェネェナニガアッタノ? イイカラツギイクゾツギ! ア!マッテヨ~ タッタッタ… 俺「・・・・・」 サーニャ「・・・///」 俺「あ、あの・・・サーニャ・・・」 サーニャ「なに・・・?///」 俺「あけまして、おめでとうっス・・・」 サーニャ「う、うん・・・あけまして、おめでとう・・・///」 それから、誰もいなくなったことを確認し、 チュッ… 人知れず、二人はそっと口づけを交わした。 ――――― ――― ― しばらくして・・・ ---基地内ラウンジ--- 一通り新年の挨拶を済ませた皆はラウンジへと集まっていた。 芳佳「え!?着物、あるんですか!?」 坂本「あ、ああ・・・私の知り合いが勝手に送りつけてきてな・・・みんなにぜひ着てほしいと・・・(まぁ、醇子のことなんだけどな・・・)」 ミーナ「あら、綺麗な柄ね。この前のゆかた・・・だったかしら。あれとはどこか違うのかしら?」 坂本「浴衣は薄手で着るのも簡単なのだが、着物は誰かが着付けをしないと着るのがなかなか難しいんだ・・・宮藤、お前、着付けはできるか?」 宮藤「あ、はい。お母さんに教えてもらったことがありますから。」 坂本「よし、ならば私たちで着付けしよう。俺は・・・すまんな、お前のはまた無いみたいだ・・・」 俺「あ、いえ。俺はみんなの着物姿が見れればそれで十分っスから。」 坂本「そうか?なら、楽しみにしていろよ。」ニヤリ 長し目をしつつ、どこか怪しい笑みを浮かべる坂本。 俺「ゴクリ・・・」 数分後 シャーリー「う~ん・・・やっぱちょっときついなぁ・・・」 ルッキーニ「シャーリーはおっぱいおっきいもんね~」 宮藤「<●><●>」ジーッ リーネ「よ、芳佳ちゃん・・・」 エーリカ「スースーする・・・」 ミーナ「ふふっ、似合ってるわよ、トゥルーデ。クリスにも見せてあげたいわね。」 ゲルト「か、からかうなミーナ・・・///」 ミーナ「あら、からかってなんかないわ。本当に似合ってるもの。」 ゲルト「うぅ・・・ミ、ミーナの方こそ、よく似合ってると思うぞ!///」 ミーナ「え?そ、そうかしら・・・?ありがとう///」 ペリーヌ「しょ、少佐・・・とてもお似合いですわ・・・///」 坂本「ん?そ、そうか・・・?少し恥ずかしいのだがな・・・はっはっは・・・///」 ペリーヌ「少佐・・・///(恥じらわれる少佐も素敵ですわ・・・///)」 俺「・・・///」ポーッ… 各々、色とりどりの色を見せるウィッチたち。浴衣とはまた違う美しさに俺は思わず見惚れていた。 エイラ「な~に鼻の下伸ばしてんだダ、このむっつりスケベ。」 俺「むっつりって・・・ひどいっスよエイラさ・・・」 振り返った俺の目の前には、いつもと違うエイラ。 彼女は藍色の地に、桔梗と清流が刺繍された着物に身を包み、髪を後ろに束ね、頭には蓮華の花飾り。 エイラ「な、なんダヨ・・・急に黙って・・・」 俺「い・・・いえ・・・エイラさん・・・めっちゃ綺麗だなって・・・///」ポーッ… エイラ「な!?う、ウルセー!!///」ポカッ 俺「痛っ!し、しどいっス・・・叩くなんて・・・」 エイラ「わ、私よりも・・・その、サーニャのほうが綺麗だゾ・・・ほら・・・」 俺が視線をエイラの言われた方へと移す。 エーリカ「ねぇねぇ、サーニャもさ、『はいてない』の?」 サーニャ「えっ!? ・・・///」 少し離れた場所で、サーニャが団欒している。黒地に藤の花が刺繍された着物を纏い、髪は団子状に後ろにまとめられ、頭には白百合の花飾りをつけている。 時折首元からのぞかせるうなじが悩ましい。 俺「すっげぇ可愛いっス・・・///」 エイラ「ダロ?サーニャは何着ても似合うんダ。」フフン なぜか誇らしげなエイラ。ただ、その横顔はちょっぴり寂しそうに見えた。 俺「・・・・・」 俺(やっぱり俺、サーニャが好きだ・・・だから、ちゃんと言わなきゃ・・・) 俺「あの・・・エイラさん・・・」 エイラ「な、なんダ・・・?」 俺「エイラさんは、サーニャのこと・・・大切に思ってるんですよね。」 エイラ「あ、ああ・・・当たり前ダ・・・」 俺「その・・・俺・・・俺は・・・」 そこで俺は口を噤んでしまう。 エイラ「・・・・・」 俺(クソっ・・・なんで言えないんだ・・・いや、怖いからだよな・・・エイラさんを傷つけるのが・・・) 俺「・・・・・」 エイラ「・・・知ってるよ。」 俺「えっ?」 エイラが口を開く。 エイラ「知ってる。お前とサーニャが、そういう関係になったってこと。」 俺「! ・・・・・」 エイラ「サーニャが言ってたんだ。お前に好きって言ってもらったって。サーニャ、凄くうれしそうだった・・・」 俺「・・・・・」 エイラ「それに、お前もいつの間にかサーニャの事名前だけで呼ぶようになってたし、それくらい、ワタシでもわかるヨ・・・」 俺「ごめんなさい・・・」 エイラ「あ、謝るなヨ!オマエ、サーニャの事好きなんダロ・・・?」 俺「そうっスけど・・・でも、エイラさんだってサーニャの事・・・」 エイラ「・・・ああ!好きだヨ!今だってずっと好きダ!でもさ、サーニャはお前を選んだんだヨ・・・」 俺「・・・・・」 エイラ「悔しいけど、サーニャが好きなのはお前ダ・・・でも、ワタシ自身、まだ踏ん切りがついてない・・・諦められないんダ・・・」 エイラ「それに・・・サーニャの両親が見つかるまで、私はサーニャを守るって決めたんダ・・・それは今でも変わらないし、これだけは譲りたくない・・・」 俺「・・・・・」 エイラ「それと、オマエの事もちゃんと見極めたい・・・ちゃんとサーニャを守ってくれるかどうか・・・ワタシの、勝手な考えだけどサ・・・」 エイラ「だから・・・」スッ 俺「・・・?」 エイラ「サーニャの両親が見つかるまでは・・・サーニャを・・・い、一緒に守ろうナ・・・」ポリポリ 手を差し伸べながら、そっぽを向き照れくさそうに頬を掻くエイラ。 俺「エイラさん・・・」 エイラ「そ、それと、サーニャだけ名前で呼ぶのはずるい・・・だから、ワタシもエイラって呼んでくれヨ・・・お前と私はその・・・家族、なんだからサ・・・」 俺(一応・・・許してもらえたのかな・・・) エイラ「ど、どうなんだヨ!」 俺「・・・もちろんっス。こちらこそ、よろしくっス、エイラ!」 パシッ 交わされる固い握手。二人の間には、確かな絆が生まれていた。 サーニャ「エイラ、俺。なにしてたの?」 遠くで話していたはずのサーニャがいつの間にか近くまで来ていた。 エイラ「さ、サーニャ・・・いや、なんでもないヨ。な、俺。」 俺「はいっス。なんでもないっスよ。」 サーニャ「本当?・・・ちょっと怪しい・・・」ジトー エイラ「ハハ・・・」 サーニャ「・・・あ、あのね、一つお願いがあるの・・・」 俺「? どうしたんスか突然?」 サーニャ「さっき、ミーナ中佐にお願いして時間を貰ったの。だから、基地の中だけだけど・・・このまま・・・デ、デートしたいなって・・・///」 俺「デート・・・っスか・・・?俺はいいっスけど・・・」 エイラ「・・・わ、ワタシ邪魔みたいだからあっち行ってるナ!」 サーニャ「待って、エイラ。どこ行くの?」 エイラ「どこって・・・だってサーニャ、俺と・・・デートするんだろ・・・?」 サーニャ「うん・・・でも、エイラも一緒よ?」 エイラ「えっ・・・」 サーニャ「前のお祭りの時みたいに、また3人でお出かけできたらなって思ったの・・・だから、エイラも一緒じゃなきゃ嫌よ?」 エイラ「いいのカ・・・?ワタシ、邪魔じゃないカ・・・?」 俺「邪魔なわけないっス。エイラが来ないのは、俺も嫌っス。」 サーニャ「だから、一緒に行こう?」 エイラ「サーニャ・・・俺・・・」 エイラ「・・・ったく・・・し、しょーがねーなぁ・・・今日ダケダカンナー」ニコッ サーニャ「うん。じゃあ、行こう?」ニコ サーニャがエイラと俺の手を引く。 それから三人は手を繋いだまま、ゆっくりと歩き始めた。 その後、デートを整備兵やその他男性配属員に目撃され、俺がボコボコにされたのは語るに及ばない。 続き→ペルソナ19.5
https://w.atwiki.jp/llss/pages/45.html
クロス・パロディ・オマージュ 別作品とのクロスオーバー、パロディ、オマージュなどはこちら 元作品がネタバレになる可能性を考慮して、元作品は白文字で記載してあります 気にしない、という人のみ反転してください スレタイ クロス・パロディ・オマージュ元 備考 日付 凛「凛の友達の友達」 東京03 コメディ 20140920 ゼロ「ついに手に入れたぜ…ラブライブのBD全巻を!」 ウルトラマンゼロ 20150102 ウルトラマンギンガ「……μ s」 ウルトラマンギンガ 20150304 穂乃果「飲酒検問されるかもしれないよ!」 サンドウィッチマン コメディ 20150427 にこ「お礼の手紙を預かってるのよ」 サンドウィッチマン コメディ 20150329 にこ「料理番組やってみるにこ♪」 サンドウィッチマン コメディ 20150417 絵里「携帯ショップに行くわよ」 サンドウィッチマン コメディ 20150423 海未「犯人は・・・あなたですね?」 うみねこのなく頃に ミステリ・サスペンス 20131024 絢瀬亜里沙「犯人は・・・あなたです。」 うみねこのなく頃に ミステリ・サスペンス 20140608 絢瀬亜里沙「・・・犯人はあなたですよね?」 ver2.0 うみねこのなく頃に ミステリ・サスペンス 20150329 綺羅ツバサ「本当の犯人は・・・誰なの!?」 うみねこのなく頃に ミステリ・サスペンス 20150330 絢瀬亜里沙「犯人は・・・あなたです。」ver2.0 うみねこのなく頃に ミステリ・サスペンス 20150401 ことり「マジックメール in μ′s !!」 ロンドンハーツの企画 20140526 穂乃果「穂乃果だよ!キャピタル・ウェイストランドだよ!」 fallout3 安価 20150228 絵里「文芸強化月間…ですか?」理事長「そうです」 うしおととら ホラー 20141012 穂乃果「バタフライエフェクト」 バタフライエフェクトほか SF 20130904 穂乃果「あなたは…誰なの?」ヴィオラ「……」 魔女の家 鬱・グロ有 20140408 海未「音ノ木坂の傭兵・・・ですか?」 アーマード・コア4 SF・バトル 20150426 ツバサ「私たちはgleeじゃなくてザ・グリードをオマージュするわ」 ザ・グリード ホラー 20150517 希「尼寺に潜む怪物?」 当て屋の椿 ミステリ・ホラー 20150510 凛「りんよりダメなやつがきた」 ドラえもん SF・コメディ 20140509 にこ「コンビニ店員ストレス物語」 コレアリ 短編 20140802 カイジ「神に祈った時点で…負けだろうがっ…!」東條希「んー?」 カイジ 20131218 にこ「人格入れ替わり?」 ココロコネクト コメディ・シリアス・入れ替わり 20140318 穂乃果「こら!学校にまでついて来ちゃダメだよ!」貞子「…………」 リング・呪怨 コメディ 20150415 真姫「なにが淫夢よ!!」 真夏の夜の淫夢・時計じかけのオレンジ シリアス 20150519 デデデ「UR海未ちゃんが出ないゾーイ」 エスカルゴン「またラブライブでゲスか……」 アニメ 星のカービィ 20150726 穂乃果「天国に一番近い矢澤」 天国に一番近い男 コメディ・ほのぼの 20150803 花陽の拳 北斗の拳 コメディ・バトル 20150318 希「μ sが10人いる・・・一人多いやん!」 ドラゴンボール コメディ 20150525 理事長「ラブライアーゲーム」 ライアーゲーム サスペンス・バトル 20141203 凛「こーんなー 私ーでさーえもー」 仮面ライダー コメディ 20150601 穂乃果「エイリアンズ」 エイリアン SF 20150911 花陽「名探偵ユリカ 怪盗ミナリンスキーの驚異空中歩行」 名探偵コナン ミステリ 20150626 越前リョーマ「へぇ、先輩達μ s知ってンすね」 テニスの王子様 コメディ 20150905 にこ「えりぎつね」 ごんぎつね パロディ 20151004 穂乃果「穂乃果は激怒した」 走れメロス パロディ 20151005 【閲覧注意】音ノ木893戦争【グロ注意】 沖縄ヤクザ戦争 シリアス 20151012 【SS】にこ「穂乃果、あんたは……。あんたは音ノ木の柱になりなさいっ!」 ~ミュージカル 『テニスのお姫様』~ テニミュ 友情・バトル 20151017 凛「よかったね真姫ちゃん」ニコッ スーパーナチュラル 20151108 凛「A-RISEのポスター!」海馬「そんなカード、オレは三十六枚持っているよ…」 遊戯王 コメディ 20150606 にこ「A-RISE!?」海馬「まさか!モンスター三連コンボ!」 遊戯王 コメディ 20150618 海未「穂乃果とことりを森に捨てに行く…?」 ヘンゼルとグレーテル 20151114 テイルズオブラブライブ~みんなで叶えるRPG~ テイルズオブシリーズ 冒険・バトル 20151114 ラブハウス!【SS】 フルハウス コメディ 20141220 穂乃果「じゃあみんな……生きてまた必ず会おう!」 ドラゴンクエスト 冒険・バトル 20150813 マッドマッキス~にこぷり女子ロード~ マッドマックス 冒険・バトル 20151211 穂乃果「目指せ!ポケモンマスター!!」 ポケモン コメディ 20160211 穂乃果(21)「地下帝国で強制労働になっちゃった…」凛(20)「はあ…」にこ(22)「仕方ないわ、働くわよ」 カイジ コメディ 20160213 穂乃果「ガイアアアアアアアアアアア!」 ウルトラマンガイア 特撮 20140911 小泉花陽「なんやかんやは……なんやかんやですっ!」 33分探偵 コメディ 20151111 小泉花陽「何者かは……何者かです!」 33分探偵 コメディ 20160217 【SS】海末 「エアドクター」 【無断転載禁止】 世にも奇妙な物語 コメディ 20160223 【SS】ことり 「私の来世!?」 世にも奇妙な物語 コメディ 20160223 【世にも奇妙なSS】ことり 「悪魔のゲームソフト」 世にも奇妙な物語 ホラー 20160226 希「高いか安いかはお客様の考え方次第やん」真姫「イミワカンナイ」 週間ストーリーランド ホラー 20160226 真姫「神様って、どうやったら殴れるのかしら」 STEINS;GATE SF 20140713 理事長「マネーの虎」 マネーの虎 安価・バラエティ 20160211 穂乃果「...ベータカプセル......?」 ウルトラマン 特撮 20160216 【SS】にこ「友達の記憶」 希「仲間への追憶」 【世奇妙】 世にも奇妙な物語 友情 20160303 穂乃果「宇宙キターーーーーーーーーーー!!!」 仮面ライダーフォーゼ 特撮 20160229 ことり「Start your music!」 穂乃果「ひとっ曲付き合ってよ!」 仮面ライダードライブ 特撮 20160306 まき(7)「リジQの涙」 ウルトラマンギンガ 特撮 20160311 ことり「おいゴルァ!学生証もってんのか!?」 真夏の夜の淫夢 パロディ 20141229 穂乃果「おいゴルァ!学生証持ってんのか!?」 真夏の夜の淫夢 パロディ 20150101 矢澤獣先輩「そう言えば、おいkizm、あんた私達が裸になってるのチラチラ見てたわよね?」 真夏の夜の淫夢・誘惑のラビリンス パロディ 20150105 穂乃果「アクマゲーム!?」 アクマゲーム 20160312 ウルトラマンヴェェス ウルトラマンエース 特撮 20160303 【SS】梨子「このまま負けたんじゃ……何かくやしいや……」 ことり「そうこなくっちゃ!」 ~ミュージカル 『テニスのお姫様』~ テニミュ 友情・バトル 20160105 穂乃果「ウルトラ怪獣短編集!」 ウルトラシリーズ 特撮 20160327 真姫「ビューティフル・ドリーマー」 うる星やつら SF 20160330 真姫「ヌクールアイドルのお姫様」 テニスの王子様 短編・コメディ 20160403 「7!」「8!」希「みんな緊張しとるな……」 ハンバーグ師匠 コメディ 20160407 PANTHER&NIKONY TIGER BUNNY バトル 20160410 希「十人や。マンソンを入れて」 カブトボーグ 短編・コメディ 20160410 花陽「親愛なる隣人」凛「アメイジングかよちん!」 スパイダーマン 友情・バトル 20160404 ことり「遠い町」 ウルトラマンガイア SF 20160501 絵里「戦国エリチ」 戦国ランス バトル・えりハー 20160418 【SS】海未「どうか(・8・)と発音して下さい。」 河童 (・8・) 20160502 穂乃果「スクールアイドル……それは人生の縮図、乙女のロマンなんだよ!」 カブトボーグ カオス 20160503 【SS】にこ「来たぞわれらの……ウルトラマン」 ウルトラマンシリーズ 特撮 20160501 ことり「ゆ゛る゛さ゛ん゛!!」 仮面ライダーBLACK 特撮 20160520 希「占いピエロ?」 アウターゾーン ホラー 20160521 【SS】機動戦士ガンダムμ s EP1「宇宙の女神」 機動戦士ガンダムシリーズ SF・バトル 20160523 【SS】穂乃果「ウルトラマンのゲーム?」 ウルトラマンシリーズ 特撮 20160528 【SS】りんぱな『「さあ、あなたの罪を数えなさい!」』 仮面ライダーW 特撮 20160310 絵里「カービィを拾ったわ」 星のカービィ コメディ・カオス 20160508 【長編SS】穂乃果 「ペルソナッ!」 ペルソナシリーズ 友情・バトル 20160623 ツバサ「高坂さん、あなたも念が使えそうね。」穂乃果「?」 HUNTER×HUNTER 友情・バトル 20160630 穂乃果「泣いたほの鬼」 泣いた赤鬼 感動 20160703 絵里「カートコバーンがいない世界」 カート・コバーン シリアス 20160617 真姫「ここが私の魂の場所よ!」 H「違うよ・・・」 アーマード・コアシリーズ SF・バトル 20160405 ゲン「ちくしょう!どうしてワシらはμ sのライブに行けないんじゃ!」 はだしのゲン コメディ 20160806 穂乃果「手品先輩」 手品先輩 コメディ 20160812 雪穂「ハムナプトラへの招待」 絵里「ハラショー」 ハムナプトラ 冒険 20160830 【ラブライブ!】凛と花陽の神隠し 千と千尋の神隠し パロディ 20160524 ウミ「なぜ武器を売るのです?」ホノカ「世界平和のために」 ヨルムンガンド バトル 20160828 穂乃果「サメ台風?」 シャークネード パロディ 20140817 絵里「ボードゲーム?」 ジュマンジ パロディ 20161103 海未「希!やられたはずじゃ」希「残念だったね」 コマンドー パロディ 20161113 穂乃果「黒い玉のある部屋に転送された」 GANTZ SF・バトル 20161121 サザエ「ラブライブ?」 サザエさん 20161127 海未「選ばれし者だったのに!!」 スターウォーズ 短編・パロディ 20161219 海未「ユリノート?」 デスノート サスペンス 20160112 海未「他人の唾液を啜らないと死んでしまう毒薬をマフィアに打たれたようです」 アドレナリン コメディ 20170218 海未「レズデター」にこ「やることが派手ねぇ」 プレデター パロディ 20170426 穂乃果「とあるマンションの一室で」 GANTZ SF・バトル 20170107 穂乃果「何これかわいい!」チナ「ベアッガイⅢだよ」 ガンダムビルドファイターズ クロス・バトル 20140619 ツバサ「ガンプラバトル東京冬季大会に出撃よ!」 ガンダムビルドファイターズトライ クロス・バトル 20150814 女子大生海未「穂乃果。セックスを前提に結婚してください」穂乃果「いやだ」 ノルウェイの森 ほのうみ 20170407 穂乃果「スマホなしで待ち合わせ?」 ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! バラエティ 20170720 希「ハッパと銃と銃とカネと」 ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ 群像劇 20171015 穂乃果「パン屋再襲撃」 村上春樹 パロディ 20161104 海未「穂乃果に中出しします!」 ダンガンロンパ 20170316 闇遊戯「μ sファイナルライブ…? 何勘違いしてるんだ…」 羽蛾「ひょ?」 遊戯王 短編 20151206 穂乃果「死んだ人達が歩いてる…」 ウォーキング・デッド ホラー・バトル 20180115 花陽「黄金米が死ぬほど食べたかったの!もう半年もパンしか食べてないとか耐えられないよ!」 イレイザー パロディ 20180124 にこ「ニコハード」 ダイ・ハード パロディ 20180203 穂乃果「えー古畑穂乃果です。」 古畑任三郎 パロディ・コメディ 20180303 高坂少女の事件簿 金田一少年の事件簿 パロディ・コメディ 20180307 穂乃果「宇宙、そこは最後のフロンティア」 スター・トレック パロディ 20180317 【SS】μ s昔ばなし ほの太郎 桃太郎 コメディ 20180324 海未「ブロークン・アロー」 ブロークン・アロー 20180324 真姫「穂乃果が来るまで」 カイジ・バキ・DB 他 クロス 20180403 千歌「GANTZ?」穂乃果「もうひとつの物語」 GANTZ クロス・SF・バトル 20180410 【SS】海未「農業系スクールアイドル…ですか?」 ザ!鉄腕!DASH!! 短編・クロス 20160508 海未「ここが鳥取砂丘ですか。良い所ですね」 シャークネード・パシフィックリム 他 バトル・カオス 20161122 絵里「寸劇!桃太郎」 桃太郎 短編・パロディ・コメディ 20180528 穂乃果「スタートレックだよ!」海未「宇宙、そこは最後のフロンティア」 スター・トレック パロディ・SF 20180613 赤木「矢澤にこ?」にこ「赤木剛憲……ってデカっ!」 スラムダンク クロス 20151206 海未「あなたは最低です!!」 シャーロック「高機能社会不適合者!」 SHERLOCK クロス・ミステリ 20150509 にこ「みんなのアイドル矢澤にこにこ~」ドンパッチ「な、な」 ボボボーボ・ボーボボ クロス・短編・コメディ 20150511 にこ「私があんた達を訓練するニーコマン軍曹よ!」 フルメタル・ジャケット パロディ・短編・コメディ 20180124 絵里「ノッキン・オン」にこ「ヘブンズ・ドア」 ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア パロディ 20180921 闇金西木野くん 闇金ウシジマ君 群像劇 20170711 穂乃果&ツバサ「聖・おねえさん」 聖☆おにいさん 短編・パロディ 20181006 絵里「あの時の音と、あの時の色」 Sound Color 短編・SF 20181118 海未「リリホワ・ウェポン」凛「2バット」希「炎の焼肉」 リーサル・ウェポン パロディ・コメディ 20170328 千歌「大盛り対決!アイドルvsアイドル!」 中間管理職トネガワ 短編・パロディ・コメディ 20190113 絵里「寸劇!西遊記」 西遊記 パロディ・コメディ 20190110 オベリスクの巨神兵「まきちゃん」 遊戯王 クロス・コメディ 20190114 絵里「あなたを化かして」 玉水物語 パロディ・えりまき 20190124 絵里「寸劇!白雪姫」 白雪姫 パロディ・コメディ 20190122 絵里「東京都内各地に爆弾による同時多発テロですって!?」 ハナコ 短編・パロディ・コメディ 20190127 穂乃果「ドキドキデート」 凛「大作戦にゃ!!」 カーニバル・ファンタズム 短編・パロディ・コメディ 20141221 絵里「寸劇!猿蟹合戦」 猿蟹合戦 パロディ・ほのぼの 20190209 海未(30)「運命じゃない人」 運命じゃない人 パロディ・サスペンス 20190315 穂乃果「ドーはドーナッツのツ~♪」 銀シャリ 短編・パロディ・コメディ 20190407 にこ「ニコ・オブ・ザ・デッド」 ショーン・オブ・ザ・デッド パロディ・コメディ 20190407 【アベンジャーズ】花陽「あの人が、キャプテン・アメリカ」【ラブライブ !】 キャプテン・アメリカ 短編・クロス 20190412 にこ「待ちなさい、凛!」 ルーニー・デューンズ パロディ・コメディ 20190420 絵里「寸劇!シンデレラ」 シンデレラ 短編・ほのぼの・パロディ 20190503 穂乃果「スタートレック」絵里「 イントゥ・ダークネス」 スター・トレック パロディ・SF 20190529 μ sはつらいよ~穂乃果まぼろしの海外ライブ~ 男はつらいよ パロディ・コメディ 20190604 絵里「寸劇!不思議の国のアリス」 不思議の国のアリス パロディ・ほのぼの 20190604 ニンジャスレイヤー「ドーモ、にこ=サン」 にこ「何よ!あんた!」 ニンジャスレイヤー クロス 20140603 絵里「青き」 海未「サムライ」 ラストサムライ パロディ 20190715 ことり「絵里ちゃんもバイトしたいの?」絵里「ええ……でも、私って接客業は出来ないと思うの」 5億年ボタン 短編 20190913 μ s「収容違反っ!!」 SCP ホラー・SCP 20190911 孤独のエレナ 孤独のグルメ 短編・パロディ 20190728 真姫「いい天気ね」 SCP ホラー 20191205 穂乃果「ラブライブ洋画劇場予告編集」 コマンドー 他 パロディ 20191227 希「エリチが好きなお菓子の名前忘れてしもて」 にこ「え?」 サンドウィッチマン 他 パロディ・コメディ 20200117 穂乃果「新メンバーだよ!」山下清「よ、よろしくなんだな、うん」 裸の大将 短編・クロス 20200125 絵里「壊れた世界で、ただ1人」 アイ・アム・レジェンド 他 パロディ・冒険・ホラー 20191229 真姫「おかしな世界」 地獄先生ぬ~べ~ パロディ・ホラー 20190102 妹が書いた痛いss 「ラブエローシュート」 高橋邦子 短編・オマージュ・カオス 20200218 絵里「暗い所怖いチカァ~!!」希「ええこと思いついたわ」 パジャマジック 短編・コメディ 20200324 にこ「牛乳」 村上春樹 短編・パロディ 20200404 穂乃果「ガンプラバトルだよ!」 ガンプラ バトル 20200415 穂乃果「スクールアイドルのワルツ」 ラーメンズ 短編・パロディ・コメディ 20200605 穂乃果「カスタムロボ」 カスタムロボ バトル・友情 20200219 古畑「ふーん、ミューズねぇ」 古畑任三郎 サスペンス 20150427 海未「あなたを———詐欺罪と器物損壊罪で訴えます」 ワザップジョルノ パロディ・コメディ 20200721 穂乃果(24)「ありがとうございました、またのお越しを~!」 20世紀少年 群像劇・SF・ミステリ・パロディ 20160823 穂乃果「ネプリーグに出るよ!」 ネプリーグ 短編・クロス・コメディ 20201206 エリーチカがスクスタについて教えてくれるそうです エミネムMAD 短編・コメディ・パロディ 20201230 フリーザ「ほう、貴女が宇宙No.1」にこ「いや…違う」 ドラゴンボール 短編・クロス・コメディ 20190707 ひろゆき「9人なんですよね、僕を入れて(笑)」希「えっ」 西村博之 短編・クロス・コメディ 20210114 穂乃果「天国にいる二人に、もう一度会いたい」 SCP ホラー 20210121 半沢直樹「国立音ノ木坂学院の再建?」 半沢直樹 クロス 20200921 海未「目を合わせた相手の全てを思い通りに出来る力を手に入れた」 DARKER THAN BLACK -黒の契約者- パロディ・バトル 20210103 SS「さよなら矢澤にこ」 ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 短編・パロディ・コメディ 20210902 「音物語」 化物語 短編・パロディ 20211118 「ラブライブカケル」 こちら亀有公園前派出所 短編・クロス・パロディ・コメディ 20211122 ツバサ「紳士な淑女たち」 ジェントルメン パロディ・群像劇 20211212 穂乃果「シンクロニシティ?」 不思議ネット 他 パロディ・ホラー 20220116 穂乃果「叶えたかった物語」 シャッターアイランド パロディ・ミステリ 20220121 穂乃果「あと一公演で優勝」ことり「夢じゃなくなったね」 レベルE パロディ・ミステリ・サスペンス 20220402 花陽「帰ってきたかもしれない火曜から夜更かし」 月曜から夜ふかし パロディ 20220620 にこ(28)「アイドルになりたかった」 SCP シリアス・鬱・クロス 20220707 穂乃果「ここどこ!?」 カイマン「ここは“ホール”だぜ」 ドロヘドロ クロス・冒険 20221215 花陽「卒業っ……!」 カイジ パロディ・クロス・コメディ・カオス 20140630 ホームシックのダイヤちゃんを救え! ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! コメディ・パロディ 20230124 絵里「レッド」 ミア「ブル」 レッドブル パロディ・バトル・友情 20231027 【AA】金色のチカ!! 金色のガッシュ!! クロス・AA・バトル 20240318 R-18G スレタイ クロス・パロディ・オマージュ元 備考 日付 真姫「スターシップ(・8・)チュユーパーズ? イケマセン、こんなの見ちゃ」 スターシップ・トゥルーパーズ SF 20151120
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/571.html
---航空母艦『ライオン』内 救護室--- 俺「・・・・・」スゥ…スゥ… サーニャ「・・・・・」キュッ… エイラ「・・・・・」 先刻の戦いから数時間後、俺はいまだ意識を取り戻さず、死んだように眠っていた。 一通りの手当ては終わり、とりあえずは安静にしていれば命を失うことはないという。 それでも不安を拭うことはできず、サーニャは眠る俺の手を握り続けていた。 ツカツカ 坂本「二人とも、そろそろ出撃する。ハンガーまで来てくれ。」 エイラ「了解・・・行こう、サーニャ。」 サーニャ「・・・・・」 エイラ「サーニャ・・・」 坂本「先に行っててくれエイラ。少しサーニャと話したいことがある。」 エイラ「・・・わかっタ。待ってるからナ。」 ツカツカ 坂本「・・・サーニャ。」 サーニャ「はい・・・」 坂本「お前の心中は察する・・・戦いたくないのなら、無理はしないでくれ。」 サーニャ「・・・・・」 坂本「迷っているか?」 数秒間が空いてから、サーニャは返答する。 サーニャ「・・・わかりません・・・どうしたらいいのか・・・」 坂本「そうか・・・一つ、聞いてほしいことがある。」 サーニャ「・・・?」 坂本「以前、俺と私が修行している時に、俺に戦う理由を問うたことがある・・・」 ――(回想)―― 俺「戦う理由・・・ですか?」 坂本「ああ。お前にも戦う理由はあるだろう。それを教えてほしい。」 俺「えと・・・正直、理由なんてあげたらきりがないっス。多分全部あげようとしたら3時間ぐらいずっと言い続ける自信ありますよ、俺。」 坂本「はっはっは!それは私も困るな。・・・ならば、あえて一つ・・・今のお前の最も戦う理由となっているものを挙げるとすれば・・・なんだ?」 俺「一番は・・・サーニャです。」 坂本「ほぉ・・・サーニャか・・・」 俺「俺、あの子を守りたいです。もちろん、あの子だけじゃなくて、少佐や宮藤さん・・・みんなを守ることも、ちゃんと理由にあります。」 俺「でも、一番の理由はあの子を守ること・・・明日も明後日も、この先もずーっとサーニャが笑顔でいられるように、あの子を守る・・・それが、今の俺の一番の理由っス。」 ――(回想終わり)―― サーニャ「! ・・・」 坂本「俺は、なによりもお前を守るために戦うと言っていた。お前の笑顔を守るためにと。」 坂本「お前に戦いを強いるつもりはない。むしろ、俺としてはお前には戦ってほしくないと思っているはずだ。」 サーニャは俺の横たわるベッドへと視線を向ける。 俺「・・・・・」 サーニャ(俺・・・) 視線を坂本へと戻し、サーニャは告げる。 サーニャ「・・・俺に言ったんです・・・どんなことがあっても、絶対に私が守るって。」 サーニャ「だから・・・戦います。」 坂本「・・・それでいいんだな?」 サーニャ「・・・・・」コクッ 坂本「・・・わかった。俺の事は私がみている。必ず、生きて戻ってきてくれ。」 サーニャ「はい・・・!」 ---艦内 ハンガー--- エイラ「サーニャ・・・大丈夫か・・・?」 サーニャ「うん。もう大丈夫。今度は、私が俺を守る番・・・エイラのことも、私がきっと守る・・・」 エイラ「サーニャ・・・うん、ワタシも絶対にサーニャのこと守るヨ。それと、俺も・・・」 サーニャ「・・・ありがとう、エイラ。絶対に戻ろうね・・・」 エイラ「ああ!」 エイラ(安心しろヨ、俺・・・サーニャは、絶対にワタシが守るからナ・・・!) サーニャ(もう俺を、ネウロイの事で苦しませたりはしない・・・)キュッ 俺から預かったままのリボンを握りしめ、一度閉じていた瞳を静かに開く。 ミーナ「これより、501統合戦闘航空団はオペレーション『ラグナロク』に参加します!!」 ミーナ「ストライクウィッチーズ、出撃!!」 全員『了解!!』 ---北海海上 ネウロイの塔頂上--- 空を漆黒が覆う中、天頂で不気味な程大きな月が赤黒い光を放ち、この星を照らす。海面はそんな月の光を受け禍々しく揺らいでいた。 ここは高度約6000m地点のネウロイの塔の頂上。 ミーナの号令を受け出撃したウィッチーズたちは決戦の場所、ネウロイの塔の頂上で浮遊していた。 頂上は真っ黒な塔の表面とは違い、撃墜したネウロイの破片のように純白に輝いている。 やがて、501のメンバーに続くように、続々と他の統合戦闘団のウィッチたちが頂上へと集う。 ブロロロロロロ… フェル「あら。あれ、宮藤ちゃんたちじゃないの?」 マルチナ「あ、ホントだ!おーい!!」フリフリ ルチアナ「ふ、二人とも・・・」 アンジ―「あ!こら!勝手に隊を離れるなー!」 宮藤「フェルナンディアさん!マルチナさんにルチアナさんも!・・・あ!あなたは・・・」 諏訪「えっ?あ・・・あなたは・・・宮藤博士の娘さん!?ご、ご無沙汰してます!」 中島「宮藤博士の娘・・・君が宮藤芳佳か!」 芳佳「は、はい!えっと・・・あなたは・・・」 中島「あぁ、すまない。私は中島錦。階級は少尉だ。よろしく。」 彼女たちに続くように、ウィッチたちは一度隊を離れなじみの顔を見つけては会話を始める。 ・・・ ・・・ ・・・ 伯爵「やぁ、フラウ。元気だったかい?」 エーリカ「あ、伯爵だ!」 ゲルト「こら、挨拶ぐらいきちんとせんかハルトマン。久しぶりだな、クルピンスキー。今は中尉だったか。」 伯爵「相変わらずお堅いね、トゥルーデ。ちなみにボクも今は大尉だよ。」 ゲルト「そうだったのか。失礼した、クルピンスキー大尉。」 ロスマン≪ハルトマン・・・いるの?≫ 一線を退いたロスマンは、母艦から通信を行っていた。 伯爵「ああ、いるよ。ボクの目の前に。トゥルーデも一緒だよ。」 ロスマン≪ちょっと話がしたいわ。彼女に周波数を教えてあげて。≫ 伯爵「りょーかい。フラウ、キミと話したい人がいるって。」 エーリカ「?」 ・・・ ・・・ ・・・ シャーリー「お!あんたは確か・・・ドミニカ・ジェンダイル大尉・・・だっけ?」 ドミニカ「・・・ジェーン、コイツ誰だ?」 ジェーン「ちょっと大将!シャーロット・イェーガー大尉ですよ!!知ってるでしょう!?」 ドミニカ「ああ、あんたか。噂は聞いてる。レシプロで音速を超えたんだってな。」 シャーリー「あはは、知っててもらえたようでうれしいよ。」 ルッキーニ「シャーリー。この人たち誰?」 シャーリー「あたしと同じ、リべリオン出身のトップエース、ドミニカ・ジェンダイル大尉と、ジェーン・ゴッドフリー大尉だよ。所属は504だってさ。」 ジェーン「か、かわいい・・・///」 ドミニカ「む・・・」ジーッ ルッキーニ「うじゅ?」 ドミニカ「おい、ちっこいの。」 ルッキーニ「ちっこいのじゃないよ!ルッキーニって名前があるもん!それに、おっぱいはおっきくなってるもん!」 ドミニカ「ルッキーニ。ジェーンは渡さないからな。」 ルッキーニ「?」 ジェーン「ちょ!?え・・・大将・・・///」 シャーリー「あっはっは!お熱いなぁ~」 ・・・ ・・・ ・・・ サーシャ「あれは・・・」 ニパ「イッル!」 エイラ「え?・・・あ、ニパ!!」 ニパ「久しぶりだな、イッル!サーニャさんも。」 サーシャ「お久しぶりです、お二人とも。」 サーニャ「こんばんわ、ニパさん、サーシャさん。」 エイラ「久しぶり。元気そうだナ、ニパ。相変わらず落ちてるのカ?」 サーシャ「ええ・・・もうストライカーの補給が間に合わないくらい・・・」 ニパ「なっ!?ま、前よりは減ったんだからな!!」 サーニャ「ふふっ・・・ ?」 ハインリーケ「ぬ・・・むぅ・・・」モジモジ サーニャ「あの・・・」 ハインリーケ「! な、なんじゃ!」 サーニャ「あなたも、ナイトウィッチの方・・・なんですよね・・・?」 ハインリーケ「い、いかにも!妾こそ、誉れ高きヴィトゲンシュタイン家が一人!ハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタインじゃ!」 サーニャ「あなたが、ハイデマリーさんの言ってた・・・」 ハインリーケ「む?ハイデマリーを知っているのか?」 サーニャ「は、はい・・・前にお話ししたことがあって・・・」 ハインリーケ「そうか!そうじゃったか!それで、お主。名はなんという?」 サーニャ「わ、私は・・・」アセアセ エイラ(あ、サーニャまた新しい奴と話してる・・・でも、よかった・・・元気になったみたいで・・・)ホッ 再会を喜ぶもの。新たな出会いを喜ぶもの。とても決戦の場とは思えない、和やかな雰囲気が漂う。 いかにウィッチと言えど、彼女たちもどこにでもいるごく普通の少女と何ら変わりはない。各々、しばらく団欒に花を咲かせていた。 しかし、 サーニャ&ハインリーケ「!!」ヴン エイラ「サーニャ!?」 サーニャ「来る・・・丁度、月の方角・・・数は12・・・」 その雰囲気を断ち切るように、異形の影が彼女たちへと迫っていた。 ♪Darkness ガランド≪来たか・・・各統合戦闘団隊長に通達。高度20000に航空ネウロイを確認。現在こちらへ接近中。」 ガランド「数は12。各隊一機ずつ迎撃に当たり、これを殲滅せよ。残りの一機は艦砲射撃と艦上戦闘機により撃滅する。尚、指揮は全て、現場の隊長である君たちに一任することとする。≫ ガランド≪諸君、これが我々人類の最後の戦いになる。世界の命運は、君たちに委ねられている。必ず、全員生きて帰ってきてくれ!≫ 本作戦の発案者であり、501再結成に尽力したガランド少将の激励がインカム越しから飛ばされる。 やがて、月を背景に12機編隊のX級ネウロイの群れが現れた。 ミーナ「みんな聞こえたわね・・・これが最後・・・絶対に勝つわよ!!」 ラル≪これが最後の宴になるはずだ。ネウロイどもにたっぷりと塩水を飲ませてやれ!!≫ フェデリカ≪みんなならきっと勝てると信じてるわ。必ず、みんなで生きて帰りましょう!≫ 加東≪今更あなた達が負けるなんて思ってないわ。アフリカにいるみんなにいい報告ができるよう、尽力すること。それだけ。がんばって!≫ それぞれの隊員たちは、その言葉に高らかに返事を返す。 全員『了解っ!!』 戦いの火蓋が、切って落とされた。 Episode21 『全ての人の魂の戦い』 ---カールスラント国境付近--- 北海のネウロイの出現に合わせるように、国境付近にもX級ネウロイが姿を現していた。 ハーピー7「ちっくしょおおおおおおおお!!」ダダダダダダダダ ハーピー1≪くそっ!ネウロイどもめ!墜ちろよッ!!≫ダダダダダダダダダダダ 戦闘機部隊と地上部隊が防空に当たるが、弾丸をばら撒けどネウロイは傷一つ負わない。 ビシュウウゥ!! ハーピー1≪! ハーピー7!ブレイク!ブレイク!≫ ハーピー7「!?」 迫るビーム。回避行動をとるが間に合わず、左翼に被弾する。墜落する戦闘機。 ハーピー7「くそぉっ!!」 ベイルアウトを図り、何とか機体から脱出し、パラシュートを広げる。しかし、 コオオォォォォ… ベイルアウトした兵士のいる方角へ向けて、ネウロイからビームが放たれようとしていた。 ハーピー7「くっ・・・」 諦めたのか、兵士は静かに目を閉じる。 ハーピー7(ごめんなぁ・・・兄ちゃん、お前を守ってやれなかったよ・・・) 兵士は首にかけたロケットペンダントを握りしめ、その時を待つ。 ドガアアアアァァァ!! ハーピー7「!!?」 ギュアアアァァァァァ 突如、ネウロイが白い粉塵に包まれ、悲鳴を上げる。 ハイデマリー「カールスラント空軍夜間戦闘航空団、ただ今到着しました!」 ハーピー7「はは・・・すげぇ・・・ウィッチだ・・・」 ヘルマ「だ、大丈夫でありますか!?」 兵士の横に一人の少女が浮遊している。彼女の足にはカールスラントで研究中のジェットストライカーが装備されていた。 夜間戦闘団に続き、ジェトストライカー部隊も救援に駆けつけていたのだ。 ウィッチA≪ヘルマ!その人を無事に地上までおろしてあげて!≫ ヘルマ「り、了解であります!」 ハーピー4≪ハハハ!!見ろ!ウィッチだ!!≫ ハーピー3≪おいおい!女神たちの前でだせぇことできねぇぞ!気合いれてけ!≫ ウィッチの登場に兵士たちの士気が上がる。 ベイルアウトした兵士はヘルマの手により地上へと降ろされた。 ヘルマ「大丈夫でありますか!?怪我は・・・」 ハーピー7「あ、あぁ・・・大丈夫だよ。ありがとう・・・」 ヘルマ「よかったであります・・・えと、私も戦わなければいけないので、避難は・・・」 ハーピー7「ああ、大丈夫。自分でできるから・・・」 ヘルマ「そうでありますか・・・それでは・・・」 ハーピー7「あ、ちょっと待ってくれ!」 ヘルマ「? なんでありましょうか?」 ハーピー7「頼む・・・俺たちの国を・・・空を・・・取り戻してくれ・・・」 ヘルマ「・・・モチロンでありますっ!」ビシッ ヘルマは一度敬礼し、ネウロイのいる空を見据える。 ヘルマ(この男の人のためにも、平和を望んでいる人たちのためにも・・・きっと取り戻してみせるであります!) ビュン! ヘルマは再び、勢いよく空へと駆け出した。 ハーピー7「頼むよ、ウィッチ達・・・俺たちの希望・・・」 ---スオムス戦線--- ラウラ「戦線を押し上げろ!ネウロイを近づけさせるな!!」 ウィッチ達『了解!』 北欧、スオムス戦線。雪が降る中、エイラとニパの戦友たちも同じようにネウロイとの合戦を繰り広げていた。 ウィンド「ラプラ、凄い気迫。ビックリちゃった。」 ラウラ「イッルとニパにばかりいい顔はさせられない。私たちも、私たちのできることを全力でやるだけだ。」 ラウラ「あいつらが戻ってきた時に、スオムスは壊滅しました、なんて笑い話にもならない。」 ウィンド「ふふっ・・・そうね。」 ラウラ「・・・ハッセ、勝負しよう。」 ウィンド「え?勝負・・・?」 ラウラ「ネウロイを多く墜とした方の勝ち。これだけ的があるんだ。どうだ?」 ウィンド「う、うん・・・いいけど、ラプラがそんなこと言うなんて・・・」 エルマ≪グリッド西から第二波接近中です!げ、迎撃してください!≫ ラウラ「了解。いくぞ!」ビュン! ウィンド「あ!ちょっと、ラプラ!もう・・・!」ブォン! ---アフリカ 北アフリカ戦線--- ここは北アフリカ。この地にも大量の陸戦ネウロイが出現し、すでに魔女たちが交戦を始めていた。 マイルズ「マイルズ隊射撃開始!!」 ガガガガガ ドガァァァァ パトリシア「パットンガールズ!ロックンロール!!」ガガガガガガ マリリン アビゲイル「イヤッフー!!」ダダダダダダダ ドヒュンドヒュン 古子「ハァ・・・ハァ・・・なんて数なの・・・シャーロットちゃん大丈夫?」 シャーロット「う、うん・・・でも、なんでこんな急に・・・」 古子「わからない・・・いくらブリタニア空軍の援軍が来るって言っても・・・これじゃあそれまで持つか・・・」 マティルダ「ふっ!!」ヒュン! ザクッ! ドガァァァ! 投擲した槍がコアを穿つ。ネウロイは姿勢を崩したかと思うと崩壊を始めた。 シャーロット「すごい、マティルダさん・・・槍で・・・」 フレデリカ「ルコ!シャーロット!前!!」 古子 シャーロット「!!」 気づけば、二人の目前には既にビームの充填を終え、今にも二人に向けて発射しようとするネウロイがいた。 二人は、思わず目を閉じる。が、 ドガァァァァン!! シャーロット「え・・・」 ネウロイの姿勢が崩れ、ビームは二人に向かってではなく上方へと放たれた。更に次々と砲弾が撃ち込まれ、爆風と同時に砂煙とネウロイ達の破片が巻き上がる。 それらが一通り晴れると、そこにはもうネウロイの姿はなかった。 ?「大丈夫か!!」 古子「あ・・・あぁ・・・あれは・・・」 ナセル「私はエジプト軍のガマル・アブドゥル・ナセル少佐だ!我々エジプト軍はこれより、君たち魔女たちの援護に回る!!」 古子「おじさん!!」 ?「さあ、プレゼントだ!!」 ダアァン!ダアァン! 撃ち込まれるアハトアハトの砲弾。轟音が響き渡るとともに異形が次々と地に伏してゆく。 マイルズ「ロ、ロレンス大佐!?」 ロレンス「気に入ってもらえたかな?我々のプレゼントを。」 パットン「ハッハァー!見ろよモンティ!ネウロイどもが木端微塵だ!」 モントゴメリー「ああ・・・これなら・・・勝てる!」 ロンメル「後は、空軍による援護を待つのみだな・・・」 マティルダ「・・・・・」 マティルダは天を見上げる。 マティルダ(鷹の使いよ、あなたの居場所は私達が必ず守ります。どうか私達のことは御心配なさらず、無事に帰ってきてください・・・) ---北海上空--- ~アフリカSide~ 一方で北海の上空。ネウロイの編隊は崩れ、すでに各戦闘団がそれぞれ1機ずつネウロイと交戦を行っていた。 ハンナ「!」ピクッ ライーサ「どうしました?ティナ?」 ハンナ「フフ・・・いや、向こうはどうやら大丈夫なようだ。」 ライーサ「?」 ハンナ「そうだ・・・おい、聞こえるかバルクホルン。」 ゲルト≪ザザッ・・・なんだ!?今忙しい!!≫バララララララララ ハンナ「銀獅子は、どうなった・・・?」 ゲルト≪・・・俺なら無事だ。今は意識を失って、救護室で眠っている。≫バラララララララ ハンナ「そうか・・・邪魔をしたな。切るぞ。」ブツッ ライーサ「ティナ・・・銀獅子って・・・」 ハンナ「・・・今はあいつのことはいい。無事がわかっただけで十分だ。ケイ、聞こえるか?」 加東≪ザザッ…なにかしら、ティナ?≫ ハンナ「ん?おいケイ!今なんて・・・」 加東≪コホン・・・なにかしら、マルセイユ?≫ ハンナ「ぐっ・・・ティナって呼んでくれたと思ったのに・・・」 加東≪無事に帰ってこれたら、いくらでも呼んであげるわ。それで、用は?≫ ハンナ「いや、同じことを言おうと思っていた。帰ったらティナって呼ぶ約束、絶対だからな!」 加東≪はいはい。・・・必ず戻ってきてね、みんなそろって。≫ブチッ ハンナ「ははっ・・・これは負けられないな・・・行くぞ、ライーサ!マミ!それと戦闘機乗りども!」 ライーサ「了解!」 稲垣「は、はい!!」 戦闘機隊≪≪YAHHHHH!≫≫ ハンナ「『黄の14(ゲルベフィアツェーン)』・・・行くぞッ!!」 ・・・ ・・・ ・・・ 少しさかのぼって・・・ ブツッ ゲルト「あ!切れたか・・・まったく・・・」バララララララ エーリカ「ハンナ?」バラララララララ ゲルト「ああ。俺のことを聞かれた。」 エーリカ「まだ決着つけようとしてるんだ・・・」 エーリカ「・・・! トゥルーデ!!」バッ ゲルト「!!」 ビシュウウゥゥン! 突如、赤光がゲルトへと襲い掛かる。間一髪、エーリカが間に入り、シールドで防ぎとめた。 ゲルト「す、すまないハルトマン・・・」 エーリカ「いいって。それに、クリスを悲しませるわけにはいかないもん。」 ゲルト「クリス・・・か・・・」 ---ブリタニア某病院--- ブリタニアの町中に警報が響き渡っている。ここでも、小型のネウロイと大型が一機上空に出現していた。 看護婦「大丈夫よ、クリスちゃん・・・ここにいれば平気だから・・・」 クリス「はい・・・」 はるか遠くの方で爆発が起り、爆音と衝撃により窓が小刻みにガタガタと揺れる。 クリス「・・・・・」ギュッ 枕を抱きかかえ、顔をうずめる。 クリス(お姉ちゃん・・・きっと、お姉ちゃんは今もどこかで戦ってるんだよね・・・) クリス(恐いけど・・・でも、お姉ちゃんががんばってるなら、私も頑張れるよ・・・) クリス(だからお願い・・・きっと無事でいて・・・お姉ちゃん・・・) ---北海上空--- ゲルト「クリス・・・」グッ… ゲルト(待っていろ、クリス。お前の為にも、私は絶対に負けない!)ジャキッ! ゲルト「世話をかけた、エーリカ。今度は私がお前を守る。」 エーリカ「う、うん・・・」 エーリカ(トゥルーデの目、すごい覇気がある・・・あたしも、覚悟決めなきゃね・・・) ネウロイを見据えたまま、エーリカは腕に巻いたリボンを握りしめる。 エーリカ(父さま、母さま、ウルスラ・・・わたしも、みんなを守るために戦うよ!) エーリカ「行こう、トゥルーデ!」 ゲルト「ああ!!」 構え、二人はネウロイへと突き進む。 ゲルト「うおおおおぉぉぉぉ!!」バララララララララ エーリカ「シュトゥルム!!」ギュオオオォォォォォ! ・・・ ・・・ ・・・ 芳佳「やああああぁぁぁぁ!!」ダダダダダダダダダ ペリーヌ「はああああぁぁぁっ!!」ガガガガガガガガ ネウロイの巨体へと向かい弾丸をばら撒く。しかし、装甲の再生が早く一向に攻撃が意味を成さない。 ペリーヌ「くっ・・・」 芳佳「一体・・・どうしたら・・・」 ペリーヌ「・・・・・」 ---ガリア戦線--- ペリーヌの祖国のウィッチたちも、現れたネウロイを討つべく奮闘していた。 かつてペリーヌの僚機であったアメリーも、同じく祖国を守るためネウロイと戦っていた。 アメリー「いやっ!」バチイィ! ウィッチA「アメリー!!」 放たれたビームを懸命に受け止めるアメリー。相手は最前線に現れるようなX級ネウロイ。普段X級との戦闘を体験しなかった彼女にとっては、ビームの威力も桁が違であった。しかし、 アメリー(ペリーヌさんたちが必死に復興させたこのガリアを・・・壊させたりなんかしない・・・祖国は、私たちが守るっ!) アメリー「こんなところで・・・こんなところで負けるわけにはいかないんです!!」 アメリーの体を光が覆い始めたかと思うと、シールドがさらに頑強になる。やがて、ネウロイの赤光が止むと、彼女は果敢にもネウロイへと立ち向かう。 アメリー「やあああぁぁぁぁ!!」ダダダダダダダダダダダ ウィッチA「すごい・・・あの子・・・こんなポテンシャルを秘めてたなんて・・・」 ウィッチB「うちらも負けてられないよ!みんな!アメリーに続け!!」 アメリー(心配しないでください、ペリーヌさん・・・貴女のやってきたこと、絶対に無駄になんかさせません!) ---北海海上--- ペリーヌ(きっと、今だってアメリーや、祖国の彼女たちは懸命に闘っているはずですわ・・・) ペリーヌ「弱音を吐いている場合なんてありませんわ!もう一度行きますわよ!宮藤さん!!」 芳佳「ペリーヌさん・・・はい!!」 ペリーヌ(少佐、アメリー・・・そして祖国の人たちのため・・・私たちは負けるわけにはいきませんの!) 腰に据えたレイピアを引き抜き、帯電。そして、必殺の一言を発する。 ペリーヌ「トネェェルっ!!」 ・・・ ・・・ ・・・ ルッキーニ「にゃあああああああっ!」ダダダダダダダダダダダダ シャーリー「お、おい!ルッキーニ!」 果敢にもルッキーニがネウロイへと接近し弾丸を叩き込んでゆく。 しかし他の者と同様、なかなか有効打を与えられないでいた。 やむなくルッキーニは一度離脱する。 シャーリー「あまり無茶するなルッキーニ。」 ルッキーニ「うん。わかってるよ、シャーリー。」 シャーリー「分かってないよ、だっておま・・・」 ルッキーニ「・・・・・」 シャーリー「ルッキーニ・・・」 黙ってネウロイを見据えているルッキーニ。横からでも、その瞳に静かなる闘志が秘められていることは明らかであった。 ルッキーニの心には様々の者への思いが混同していた。 ルッキーニ(パーパ、マーマ、マリア、俺・・・) ---ロマーニャ皇国 ローマ--- 一度は解放されたこの地も、例外なくネウロイが出現していた。 ボディガード「ここにいては危険です!お逃げください!マリア様!」 マリア「なりません!民の避難が終わっていないというのに、為政者である私が先に逃げることなど、私自身が許しません!」 ボディガード「しかし・・・」 マリア「なら、あなただけ先に逃げなさい。私はここに残ります。」 ボディガード「マリア様・・・」 兵士「も、申し上げます!ジェノヴァ方面から救援要請!航空ネウロイが一機出現し、市民が被害を受けています!本部は陛下の指示を仰げと・・・」 マリア「っ!! 急ぎ救援隊と航空戦闘部隊を派遣しなさい!ネウロイの討伐よりも先に、市民の救援を優先して!早く!」 兵士「はっ!」 タッタッタ ボディガード「・・・申し訳ありませんでした、マリア王女。貴女の御身は、私のすべてを懸けて、必ずお守りいたします。」 マリア「あなた・・・ありがとう・・・」 マリア(ルッキーニさん。きっと、あなたも世界のどこかで戦っているんでしょう・・・) マリア(だから、あなたのいない間・・・ロマーニャは必ず私達が守って見せます!) ---北海上空--- ルッキーニ(みんな・・・みんな私が守るから・・・ぜったいに!) クシャクシャ ルッキーニ「んっ・・・シャーリー?」 シャーリー「一人で全部やろうとすんなよ、ルッキーニ。私もいるんだからさ。」ニコッ ルッキーニ「シャーリー・・・うん!」 シャーリー「さて・・・いつもの、やっとくか?」 ルッキーニ「おうっ!」 シャーリーはルッキーニの腕を引っ掴み、 ブンブンブンブン… シャーリー「いっけぇぇ!ルッキーニ!!」ブンッ! 最大まで加速させ、投げ飛ばす。 ギュウウウウゥゥゥゥゥン!! ルッキーニ「おりゃあああああああぁぁぁぁ!!」 ルッキーニは目の前にシールドを展開し、固有魔法を発動させ真っ直ぐネウロイへと向かってゆく。様々な者への思いを乗せて。 ・・・ ・・・ ・・・ ダァン! 一方のミーナとリーネ。ミーナが指示をだし、その位置にリーネが的確に弾丸を撃ち込む。 ミーナ「次!あそこにお願い!」 リーネ「はいっ!」 俺がいない今、魔眼によるコア探索はできない。二人は手探りでコアの在り処とネウロイの弱点となる場所を探っていた。 照準器を覗きこみ、感覚によって風量を測り、しっかりと照準を合わせる。 ダァン! 発砲。弾丸は風の影響をも計算に入れ、ネウロイへと飛んでゆく。 バラバラ 被弾。ネウロイの破片が飛び散るが、すぐに再生が始まる。 今の発砲でネウロイの意識がこちらに向いた。すぐさまネウロイはビームを二人の元へ飛ばす。 ビシュウウウゥゥ! リーネ「きゃっ!」 ミーナ「させないわ!」バッ ミーナが間に割り込み、シールドによってビームを受け止める。 ミーナ「くっ・・・うぅ・・・っ!」 ピシッ… シールドにひびが入りこむ。ミーナの魔力も減衰が始まってから多くの時間が経った。 今こうして飛んでいられるのもミーナの気力があってこそ。守りたいという強い信念のもとにある力であった。 ミーナ(クルト・・・あなたがいたこの世界・・・私、これからも守りたい・・・この世界で生き続けたい・・・だから・・・) ブゥン ミーナ「!」 ミーナにかかっていた負荷がふと軽くなる。 リーネ「大丈夫ですか、ミーナ隊長!?」 リーネがミーナの肩に手を添え、魔力を送り込む。シールドはさらに強固さを増す。 ミーナ「え、えぇ・・・ありがとう、リーネさん・・・」 次第にビームの勢いは衰え、ついには消え失せた。 リーネ「すみません・・・私がもっとしっかりしてれば・・・」 ミーナ「いいえ、ずっと集中し続けてたんだもの。無理もないわ。それに、あなたが集中している間は、私が守るって言ったんだから、気にする必要はないわ。」 リーネ「はい・・・あの、それで・・・ネウロイの弱点。多分、見つけました。」 ミーナ「本当!?」 リーネ「はい。さっきネウロイの丁度真上で撃った時・・・あの部分だけ、再生が他の場所と比べて遅かったです・・・」 ミーナ「間違いないのね!?」 リーネ「は、はい!間違いないです・・・」 ミーナ「よく見つけてくれたわ!各機に通達!ネウロイの弱点を発見したわ!場所は・・・」 リーネ(よかった・・・私も、ちゃんと役に立てたよ、お姉ちゃん・・・) リーネ(・・・ううん、まだこれからだよね。わかってる。私、ウィルマお姉ちゃんや、お父さんお母さん・・・みんなの為にも、きっと・・・) ミーナ「行くわよ!リーネさん!」 リーネ「はいっ!」 リーネ(・・・勝ってみせる!) ・・・ ・・・ ・・・ ミーナの指示を受け、ウィッチーズは火線を避けつつ、全力をもってネウロイの弱点となる場所へと攻撃を叩き込む。 ミーナ「はああああああぁぁぁっ!!」バラララララララララ ゲルト「つおりゃあああああああぁぁぁぁ!!」バラララララララララララララ エーリカ「シュトゥルムッ!」ヒュオォォォォォ ペリーヌ「トネエェェェル!!」バリバリバリ!! リーネ「あたって!!」ダァン! ルッキーニ「おっちろー!!」ガガガガガガガガガガガガガ シャーリー「お前らに渡してたまるかよっ!!」バララララララララララ そして、この二人も・・・ エイラ「サーニャ!」 エイラがサーニャの後ろに付き、近未来予知による照準の補助を行う。 エイラ「まだだ・・・まだ・・・」 フリーガーハマーの威力は宮藤の操る烈風斬とネウロイのビームに次いで、501の中でも高威力を誇る。 宮藤とサーニャの攻撃を最も効果的なタイミングで撃ち込むことが今回の戦闘のカギであった。 エイラ(サーニャも、俺も・・・私が守るんダ・・・何があっても・・・) エイラ(ここで守れなかったら、きっとスオムスの皆にも笑われる・・・絶対に、負けない!) サーニャ(これが終われば、もうネウロイに苦しまなくて済む・・・お父様達も・・・俺も・・・みんな・・・) サーニャ(・・・大丈夫。エイラもいるんだもの・・・絶対に、できる・・・) ――絶対、生きて帰って来よう・・・―― サーニャ(うん・・・一緒に帰ろう・・・俺!) そして、その時は来た。 エイラ「! 今だッ!!」 サーニャ「もう、みんなを苦しませないで!」バシュッ!バシュッ! 二人の思いとたっぷりの炸薬を乗せたそれは、白い煙の尾を引きながら真っ直ぐネウロイへと突き進む。 宮藤「お願い!!」シュン!シュン! 同時に、宮藤の翳した手から赤い光が飛び出し、同じく一直線にネウロイへ向かう。 ドガアアアアアァァァ! 被弾したネウロイから派手な爆発音とともに、まるで煙のように破片が巻き上がる。 瞬間、コアの光が漏れだす。サーニャは、その好機を見逃さなかった。 サーニャ「いって!!」バシュッ! ただ一発のロケット弾。しかし、それには思いの強さに比例した渾身の魔力が込められていた。 バララララララララ!! ガガガガガガガガ! それに続くように、仲間たちが露出したコアへと弾丸を叩き込む。 様々な者の、たくさんの思いが込められた弾丸は、一つも外れることなくネウロイへと注ぎ込まれ、 ギュイイイイィィィィ! ネウロイの断末魔が上がると同時に、 パキィィィィン… コアは微塵に砕かれた。 ゆっくりと、ネウロイが崩壊をはじめ、破片が鮮やかに海へと落ちてゆく。 芳佳「やった・・・やったよ、リーネちゃん!!」 リーネ「うん!これで、もう・・・」 ミーナ「501隊長から本部へ。対象のネウロイを撃墜しました。」 ガランド≪ああ、確認したよ。よくやってくれた、ヴィルケ中佐!いや、501の諸君と言った方がいいな。本当によくやった!≫ そして、501の戦果に続くように続々とネウロイが墜とされてゆく。 続き→ペルソナ21.5
https://w.atwiki.jp/personaxpersona/pages/28.html
お茶会(コミュフェイズ)アルカニストコミュ ワイルドコミュ お茶会(コミュフェイズ)の進め方 お茶会(コミュフェイズ) シナリオを進めていく中で、絆を深め、繋がりをもったキャラクターと[同盟(コミュ)]を結ぶことが出来る。 [同盟(コミュ)]を結んだキャラクターと[お茶会(コミュフェイズ)]をする事で、 より繋がりを深める事ができ、[ペルソナ]の強化や、[ギフトアビリティ]を習得する事が出来るようになる。 アルカニストコミュ アルカニストのペルソナ使いたちは、シナリオ開始時にキャラクターをひとり選択する。 このとき、別のプレイヤーのキャラクターを選択してもよい。 以後、1日に1度、[フリープレイ(日常フェイズ)]時に、 選択したキャラクターを指定して[お茶会(コミュフェイズ)]に誘う事ができる。 このとき、指定されたキャラクターは都合が合わない場合、[お茶会(コミュフェイズ)]を拒否してもよい。 ワイルドコミュ ギフトアビリティ《ワイルド》を習得しているペルソナ使いは、 [アルカナ]を所持しているすべてのキャラクターに対して、[同盟(コミュ)]を結ぶ事が出来る。 一部のキャラクターは、特別な条件を満たす事で[同盟(コミュ)]が可能になる者もいる。 [フリープレイ(日常フェイズ)]時に、[同盟(コミュ)]を結んでいるキャラクターを、 1日に1度、[お茶会(コミュフェイズ)]に誘う事ができる。 このとき、指定されたキャラクターは都合が合わない場合、[お茶会(コミュフェイズ)]を拒否してもよい。 お茶会(コミュフェイズ)の進め方 場所の指定 キャラクター作成時、それぞれ[マップ]から[領地(スポット)]を一箇所選択する。 その場所をあなたの[領地(スポット)]として設定でき、[お茶会(コミュフェイズ)]の舞台として選択できる。 ギフトアビリティ《ワイルド》を習得しているキャラクターは[領地(スポット)]を持たない代わりに、 [お茶会(コミュフェイズ)]の中で同盟キャラクターに[お茶会(コミュフェイズ)]に指定できる[領地(スポット)]を教えてもらったり、 [ガイドブック]などを購入することによって、舞台の選択肢を増やす事が出来る。 -会話をする 会話をすることによって、対象のキャラクターとの絆を深め、[いいね]を取得することにが出来る。 [いいね]は「1点」ごとに、ペルソナの経験値「(キャラクターレベル)×2点」に換算する事が出来る。 ギフトアビリティ《ワイルド》を習得しているキャラクターは、[いいね]を取得することで[コミュレベル]を上げる事が出来る。 [コミュレベル]を上げることで、新たな[ギフトアビリティ]を習得できる。 会話方法は2通りから選択する。 ①他愛ない話をする 選択したキャラクターと他愛ない話をする。 会話シーンをスキップして、[いいね]を2点取得する。 ②深い話をする 選択したキャラクターと深い話をする。 会話に参加しているキャラクターは、舞台を演出し、会話を進めていく。 会話シーンを演出している間、会話シーンに参加していないキャラクター及び指定されたキャラクターは、 シーンに対して[いいね]を送ることができる。 ひとつのシーンでプレイヤーが送ることが出来る[いいね]の数は3つまでとし、シーン終了時に、 会話を演出したキャラクターは、([いいねの総合計数]÷[投票に参加した人数])点の[いいね]が獲得できる。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/28261.html
登録日:2014/04/20(日) 19 16 34 更新日:2024/04/28 Sun 21 15 35 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 アベル トリニティソウル ペルソナ ペルソナ3 不幸 主人公 小林沙苗 岡本信彦 神郷慎 解放の子 アニメ『ペルソナ~トリニティ・ソウル~』の登場人物。 CV 岡本信彦/小林沙苗(幼少期) 本作の主人公であり、神郷三兄弟の次男。 凪の杜学園高等部に2年生で転入し、2クール目からは3年生となる。1月19日生まれ。 本編開始前に両親が他界したため、弟の洵と共に東京の叔母の家で暮らしていたが、 1話目で故郷である富山県綾凪市に10年振りに帰ってくる。 しかし、兄である諒からは冷たい態度を取られてしまい、 さらに街に出たら謎の集団に襲われた上に夢で見たのと同じく「何かがズボァーって出てきた」=ペルソナが発現し、 その謎の集団=稀人(マレビト)に付け狙われるハメになってしまうなど、序盤から散々な目に合う。 さらに綾凪市を騒がせている「リバース事件」の現場に居合わせてしまい、 諒から一方的に街から出ていくよう言われるなど立て続けに苦労することに。 しかし直後の洵の失踪や、学校で拓郎やめぐみ、叶鳴といった友達と親交を深めていき、諒からも冷たい言葉はあまり言われなくなった。 だが、1クール目の最後で諒は行方不明になり、更に憧れの存在だった映子が謎の死を遂げてしまう……。 2クール目からは兄の行方を追おうと出前の恰好をして綾凪署に潜入するといった行動を取っていたが、 そこに諒の仲間だった真田が来訪し、兄がリバース事件を起こしている集団ー稀人を独自に追っていたことを知らされ真田から協力を仰がれる。 慎は兄への思いからこれを承諾するも直後の戦いで洵が負傷。 洵は程なくして回復したが今度は稀人に拉致されてしまい、真田から洵を囮にしたことを知り彼を殴り飛ばすが、 戌井から洵が自ら囮を申し出たことと真田は慎にあえて殴られたこと、その後柊製薬の社長から自分の両親がペルソナの研究に関わっていたことを知る。 そして彼は仲間と共に稀人の本拠地に突入し、仲間を助け出すが同時に10年前の事件の真実を知らされることになる……。 特技は粘土造形や絵の制作であり、自分のイメージをほぼそのまま形に出来ている。 この造形が見事でありもはや原型師の域に達している。 1話目では粘土でイゴールさんを再現できていたり、9話目では映子に頼まれて絵を描いた際にもその腕前を披露していた。 反面、料理は苦手である。 とはいえ、ムドオンカレーほどではないが。 ここから先は、作中の根幹に関わるネタバレです。 彼は10年前の同時多発無気力症について「列車事故にあって記憶がない」としていたが、実際は違っていた。 彼はその時、両親と諒がいた海岸に駆けつけていたがそこで見た物はアヤネのペルソナによってリバースされかけている両親の姿だった。 諒はその光景を見せないよう彼の目を覆ったが、慎は両親を助けようとペルソナに覚醒。 アヤネのペルソナに楔を向けるが両親のペルソナは彼女を庇うように慎のペルソナに両断され、消滅。両親は息絶えた。 慎がこの事を覚えていなかったのは小松原の策略により催眠療法をかけられていたため。 それと同時にペルソナもこの時から1話目の時点まで出ることはなかった。 1話目でイゴールさんが彼に言った「貴方はもうお目覚めになっていらっしゃる」というのはこの事を言っていたのである。 真実を知った慎は打ちのめされ、「消えたい族」と化してしまい、 「くじらの海」で諒、洵、結祈と会い諒から「すべてを終わらせにいく」と言われ動けなくなる。 だが拓郎とめぐみが危機に立たされていることに気づき、慎は叶鳴の助けもあって現実世界に帰還。 10年前の悲劇を繰り返させまいと彼は自らのペルソナー解放の剣「アベル」を発現させ、そして……。 使用ペルソナは『アベル』。西洋の騎士という感じのデザイン。 また「4」のイザナギと似ているような部分も見受けられる(デザイナーは別)。 元ネタは旧約聖書に登場するアダムとイブの息子のひとりであり、ヘブライ語で「息吹」を意味する。 その大剣による一閃は敵のペルソナを消滅させるが、使用者の命は奪わない。 この能力故、ペルソナの剥離を目的とする稀人に狙われることになるが、 発現の経緯を考えれば「苦しんでいる者を解放するための力」と言ってよく、終盤および最終決戦ではその通りの活躍を見せた。 なお攻撃方法は基本剣で斬るのみだが、終盤ではレーザーブレードのように斬撃を飛び道具として飛ばしており、 この一撃で叶鳴の『人形のペルソナ』を浄化している。 『ワイルド』とはまた違った可能性を秘めているとも言えよう。 メガテン主人公に例に漏れず彼も両親、憧れの女性、 兄、友達以上の女の子、妹と周りの人間が死亡するという不幸な人生を送っている。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] メガテン主人公の中でも比較的報われてない人 -- 名無しさん (2014-04-20 22 54 20) 本当に可哀そうだったな -- 名無しさん (2014-04-20 22 57 06) 新規項目として「オッドアイドラゴン」があるせいで、「オッドアイペルソナケルベロスの項目!?」って勘違いしてもうた -- 名無しさん (2014-04-20 23 08 34) 本人がホント良い子なだけに尚更不憫。基本、失ってるだけだもんなぁ。 -- 名無しさん (2014-04-20 23 14 33) クジラの海から現実世界に戻るとき叶鳴が導くとこで涙腺崩壊した… -- 名無しさん (2014-04-21 07 50 30) 初期ペルソナのままだったけど後期枠があったらどんなペルソナになったかな? -- 名無しさん (2014-04-21 08 00 43) 憧れの女性、兄貴、友達以上の女の子、弟の中にいる妹死亡とか悲惨すぎる。あのみんなが幸せに生きてる光景泣けるわ -- 名無しさん (2014-04-26 19 27 14) アベルはペルソナ解放の楔以外攻撃方法がない(最初に殺害された人間だから殺す方法を持っていない)のが魅力だと思う -- 名無しさん (2014-04-27 01 05 54) んー、仮に覚醒してたら…ベル神?(笑) -- 名無しさん (2014-08-17 01 39 44) デビルペルイバーやめろ -- 名無しさん (2017-06-07 17 31 36) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/569.html
Episode 20 『ハートフル・クライ』 1/31 決戦当日 朝 ---俺の部屋--- 迎えた決戦の日の朝。窓から差し込む日差しで目を覚ます。 俺(いよいよ・・・か・・・) 一度上体を起こし、自分の隣で眠る少女を見やる。 サーニャ「すぅ・・・すぅ・・・」Zzz… 俺「・・・・・」ナデナデ そっと髪を撫でる。 俺「あれ・・・?」 ふと我に返る。どうして今、自分の隣にこの少女がいるのか。 半ば睡眠状態の脳漿を揺り起こし、記憶を辿りよせる。次第に昨晩の記憶が鮮明によみがえり始めた。 俺「・・・///」ナデナデ とりあえず、撫で続けることにした。 サーニャ「ん・・・ぅ・・・」 俺「っと・・・ごめん・・・起こしちゃったっスね・・・」 彼女も体を起こし、「ふぁ・・・」と1度可愛らしいあくびをする。 サーニャ「おはよう・・・」コシコシ 俺「おはようっス。まだ、寝てても大丈夫っスよ?」 サーニャ「ううん・・・だいじょうぶ・・・もう起きるわ・・・」 ベッドから降り、寝ぼけ眼のまま着替えを始めるサーニャ。 俺「って・・・ちょっと!」 サーニャ「?・・・どうしたの・・・?」 俺「そ、それ・・・俺の・・・服・・・」 サーニャ「・・・?」 サーニャは視線を着ている服に落とす。確かに、サーニャが着ているのは俺の軍服であった。 サイズが合わず、ぶかぶかの格好でなんだか可愛らしい。 俺(かわええなぁ・・・///) サーニャ「・・・ごめんなさい・・・今、着替えるから・・・」 そう言って俺に背を向けようとした時、 サーニャ「あっ・・・!」ズルッ 俺「あぶねっ!」 丈の余った裾に足を引っ掛けつまづくサーニャ。間一髪、俺が抱きとめた。 サーニャ「あ、ありがとう・・・」 俺「いえ・・・怪我、無いっスか?」 サーニャ「うん、大丈夫・・・」 俺「・・・・・」 ギュッ… 突然、俺の抱きとめた手に力がこもる。 サーニャ「お、俺・・・?」 俺「ごめん・・・なんか、今度は俺が怖くなっちゃったみたいっス・・・」 サーニャ「・・・俺。」 俺「はい?」 サーニャ「一回、離して・・・」 俺は彼女の言う通り、抱きしめていた腕の力を緩める。 解放されたサーニャは、俺の体を軽く押して、ベッドへ座るように促す。そして俺がベッドへと腰かけた直後、 ギュッ… 俺「!!」 サーニャ「・・・・・」ギュゥ… サーニャの体が俺を優しく包み込んだ。 俺「あ、あの、サーニャ・・・」 サーニャ「黙って・・・」 俺「はい・・・」 服越しに胸の柔らかな感触が頬に当たる。その奥から次第に、サーニャの鼓動が聞こえてきた。 とくん、とくん、とくん・・・ 俺「・・・・・」 サーニャ「聞こえる・・・?私の音・・・」 俺「・・・・・」 サーニャ「・・・俺?」 俺「・・・胸、やわらかいっス・・・」 サーニャ「! え・・・えっち・・・///」 俺「ごめん・・・聞こえるっスよ、サーニャの音・・・すごく、落ち着くっス・・・ずっとこのままでいたいくらい・・・」 サーニャ「・・・///」 俺「もう少し、こうしてても良いっスか・・・?」 サーニャ「うん・・・」 俺の手がサーニャの腰へと回る。それに気づいたサーニャは、左手で俺を抱き寄せながら、右の手で俺の頭をなだめるように撫でる。 俺「サーニャ・・・」 しばらくして、ふと俺が話しかける。 俺「・・・もし今、俺が一緒に逃げようって言ったら・・・一緒に逃げてくれますか・・・?」 サーニャ「えっ・・・?」 俺「・・・俺、ホントは、君には戦ってほしくないっス・・・戦って君が傷つくのも嫌だ・・・君を、失うのも嫌だ・・・すごく、怖いっス・・・」 数秒の間があった後、サーニャはこう言った。 サーニャ「・・・いいよ。」 俺「え・・・」 サーニャ「俺が逃げるなら、私も一緒に行く。最後まで、ずっと一緒にいるわ。でも・・・」 俺「でも・・・?」 サーニャ「逃げても、逃げなくても・・・俺が戦うなって言っても、私は戦うわ。俺も、エイラも、大切な人みんな・・・守りたいから・・・」 俺「・・・うん・・・そうっスよね。ごめんなさい、逃げるってのは嘘っス。」 サーニャ「・・・うん、知ってた・・・俺は逃げるなんて言わないって、信じてたから・・・」 俺「そっか・・・あの、サーニャ。」 サーニャ「なに・・・?」 俺「俺、ずっと君と一緒にいたいっス・・・これからも、この先もずっと・・・」 サーニャ「うん・・・」 俺「君は、絶対に俺が守ります・・・何があっても、必ず・・・」 サーニャ「私も、俺を守るわ。どんなことがあっても、絶対に・・・」 俺「・・・ありがとう・・・絶対、生きて帰って来よう・・・」ギュッ サーニャ「うん・・・」ギュゥ ・・・ ・・・ ・・・ ♪ウィッチの斗い ---ブリーフィングルーム--- 続々と皆が部屋へと集まる。誰も居眠りをするような者は居なかった。 ミーナ「こうして号令をかけるのもこれで最後ね・・・」 坂本「ああ。ミーナ、頼む。」 ミーナ「ええ。・・・皆さん、おはようございます。昨晩説明したように、本日が我々人類にとっての最終決戦の日となります。」 最終決戦。その単語に全員の表情が引き締まる。 ミーナ「私たちを乗せる空母は既に着港済みです。このブリーフィングの後、皆さんにはすぐに搭乗してもらう予定です。」 ミーナ「それではもう一度、作戦内容の確認を行います。」 ミーナが再び作戦内容のブリーフィングを行う。一通り説明を終え、 ミーナ「以上でブリーフィングを終了します。それでは、これより第501統合戦闘航空団はオペレーション『ラグナロク』に参加します!」 全員『了解!!』 ミーナ「・・・それと・・・・・」 ミーナの声色が少し暗くなる。 ゲルト「? どうした、ミーナ?」 ミーナ「私、みんなにお礼を言わなきゃいけないわ・・・ここまで、何も言わずついてきてくれてありがとう・・・それに、頼りない上官で本当に、ごめんなさい・・・」 坂本「突然何を言うんだ、ミーナ。」 芳佳「そんなことありません!ミーナ隊長は頼りない上官なんかじゃないです!」 ミーナ「宮藤さん・・・」 ゲルト「宮藤の言うとおりだ、ミーナ。私たちはミーナが居てくれたからこそ、今こうして生きていられるんだ。」 エーリカ「そうそう。ミーナが今まで指揮してくれたおかげで、私たち誰一人欠ける事なくここまで来れたんだよ?」 シャーリー「あたしも素直にそう思うよ。隊長が仕切ってくれてたから、あたしたち、色々無茶もやってこれたんだしさ。」 リーネ「お礼を言うのは、私たちの方です。」 エイラ「そうダナ。サウナ作ってもらえたのもミーナ隊長がいたからだしナ。」 サーニャ「うん。隊長のおかげで、逃げることなくここまでやってこれました。」 ルッキーニ「あたしね、ミーナ隊長だーいすき!」 ペリーヌ「貴女の指揮があってこその501だと、私は思っております。」 俺「そうっスよね。と言うより・・・こちらこそ、色々勝手してすみませんでした・・・」 坂本「ああ。ミーナには付き合いがあってからずっと苦労を掛けさせてばかりだったな。本当にすまない・・・いや、ありがとう、ミーナ。」 芳佳「みんな、ミーナ隊長の事が大好きなんです。みんな、ミーナ隊長に感謝してるんです。だから、謝らないでください。」 その言葉に、 ミーナ「みんな・・・ありがとう・・・本当に・・・あり・・・がとう・・・グスッ・・・」ポロポロ 嗚咽を堪えた、絞り出すような声でミーナが感謝を述べる。彼女の双眸からは止めど無く温かな雫が零れ落ちる。 ゲルト「泣くのは全てが終わってからにしよう、ミーナ。」 ミーナ「・・・そうね・・・まだ、終わってないんだものね・・・グスン・・・ごめんなさい、もう大丈夫よ。」 裾で涙を拭い、いつもの顔に戻ろうとするミーナ。しかしながら、やはり目は少し腫れていた。 坂本「うん。よし、では最後の円陣を組もう!」 坂本の言葉に、仲間達が中心に集まり円陣を組む。 坂本「俺、お前は中心に入れ。」 俺「え?でも・・・」 シャーリー「いいからいいから。」 背中を押され、俺が円陣の中心に入る。 坂本「さあ、ビシッと決めてくれ。」 俺「お、俺っスか?」 皆が同時に頷く。 俺「・・・わかったっス。」 一呼吸置いて、 俺「みんな・・・今までたくさん迷惑かけてごめんなさい・・・」 俺「やっぱり、俺がここに来なけりゃ、みんながこうして苦しむことも無かったのは本当だから・・・」 ゲシゲシゲシゲシ 俺「いだだだだっ!ちょ・・・誰っスか蹴ったの!?」 エイラ「バーカ。そういう事じゃないダロ。」 シャーリー「ここはもっと、気持ちがよくなるようなこと言ってもらいたいよなぁ。」 芳佳「そういう話はナシです!もう一回やり直してください!」 俺「は、はいっス・・・」 再び一呼吸おいて、 俺「・・・俺、みんなと会えて本当に良かったっス。みんなから、思い出だけじゃなくて・・・大切なもの、たくさん貰いました・・・俺、みんなの事、大好きっス。」 エーリカ「わたしも俺の事、ダイスキだよ♪」 ルッキーニ「あたしもー!スキスキ!!」 サーニャ「私のほうが、好きだもん・・・」ボソッ エイラ「さ、サーニャ!?」 ゲルト「まったくお前たちは・・・だが・・・その・・・私も、嫌いではないぞ・・・///」 シャーリー「おやぁ?バルクホルンは俺の事、好きだったのかぁ。そっか~へぇ~」 ゲルト「ば、馬鹿者!!そういう意味ではなくて・・・私は家族として俺を・・・///」 坂本「はっはっは!愛されているな、俺。」 俺「は・・・はいっス・・・だから、みんなの事も、みんなの夢も、みんながいるこの場所も、この世界も・・・全部守りたいっス。」 俺「でも、それは俺一人じゃできないっス・・・だから・・・どうか、みんなの力を貸してください。」 シャーリー「水臭いこと言うなよ。今までだって、一緒に戦ってきたんだからさ。」 ペリーヌ「そうですわ。それに、貴方に頼まれずとも、私は勝手に戦いますわ。」 リーネ「俺さんを一人で戦わせたりなんかしないです。みんなで、一緒に守り抜くんです!」 ミーナ「ええ、誰一人欠けることなく、この基地(いえ)へ帰ってくるわよ!」 俺「ありがとうっス、みんな・・・絶対・・・絶対にみんなで帰って来よう・・・ウィッチに不可能はないっス!行こう、みんな!!」 全員『おうっ!』 結束。 ただの仲間ではなく、その垣根を越えた、家族にも似た固い絆が皆の間に確かに結ばれていた。 その絆を胸に、ストライクウィッチーズは決戦の地、北海へと向かう。 夜 ---北海海上 航空母艦『ライオン』内--- 空を、次第に闇が湛え始めていた。他の統合戦闘団を乗せた母艦や軍艦、駆逐艦と合流を果たし、人類連合軍は北海海上に現れたネウロイの塔へと進路を進める。 海上には『大和』に次ぐ新たな扶桑皇国の主力戦艦『尾張』。リべリオンの誇る巨大戦艦『ミズーリ』。ブリタニアの超弩級戦艦『ヴァンガード』。ロマーニャの『ヴィットリオ・ヴェネト』等々・・・ 各国の主力艦隊並びに主力戦闘機、更には各国のトップエースのウィッチがこの北海へと集結していた。文字通り、人類戦力の総決算である。 ゲルト「なるほど・・・爽観だな。」 ミーナ「ええ。全て各国の主力艦よ。」 リーネ「ねぇ芳佳ちゃん、あれ・・・」 芳佳「うわぁ・・・おっきいね・・・」 宮藤とリーネの視線の先にある巨大戦艦。ビスマルクに次ぐ、カールスラント最新鋭の戦艦、『ティルピッツ』。 ティルピッツの主砲には各国の技術者が共同で作り上げた『魔導砲』が搭載されていた。 戦艦内には通常の乗組員の他に10人のウィッチが乗り込んでおり、魔導砲は彼女たちの魔力によって起動する。 10人がかりで魔力を極限まで充填し、圧縮。それをそのまま撃ち出すという単純にして大胆な兵器である。 対戦艦では意味をなさないが、対ネウロイに関しては絶大な威力を発揮する。もうネウロイの力に頼らない、という人類の意思の表れでもあった。 エーリカ「あの『魔導砲』ってやつ、ウルスラも手伝ったんだって。」 芳佳「ウルスラ・・・って確かハルトマンさんの妹さんですよね?すごい・・・」 シャーリー「なぁ、それより俺はどこ行ったんだ?」 ペリーヌ「あの殿方なら、先ほど甲板の方へ行きましたわよ。船に酔った、ですって。」 ゲルト「まったく・・・さっきまでの威勢はなんだったんだ・・・」 一方甲板では・・・ 俺「うっぷ・・・うぇ・・・」 サーニャ「大丈夫・・・?」サスサス エイラ「ストライカーは平気なのに、なんで他の乗り物はダメなんだヨ・・・」 その時、 ゴオオオオォォォォォ!! 俺「!?」 サーニャ「きゃっ!」 エイラ「うわっ!?な、なんダ!?」 突如、俺たちの目の前の海上に巨大な火柱が屹立する。波が大きくうねり、艦を激しく揺さぶる。 ---戦艦『尾張』 艦橋--- 杉田「なんだ!?」 副官「わかりません!突然火柱が・・・」 その操艦技術を買われ、三度、扶桑皇国艦隊の指令に選任された杉田。そんな彼も、船員も突然の出来事に焦燥する・・・が、さすがは指令。 杉田は直ぐに冷静さを取り戻し、部下に命令を与える。 杉田「艦長操艦、両舷半速!!」 副官が杉田の命令を復唱し、艦内の水兵たちに命令を伝達する。 杉田「両舷停止!!」 副官「両舷停止!・・・行き足止まりました!」 杉田の命令通り、艦隊は動きを停止した。他の艦隊も同じように停止している。 杉田「あれは・・・」 杉田が双眼鏡で状況を確認する。空に、極小さいながらも赤い光が二つ、灯っていた。 杉田「ネウロイ・・・いや、人間か!?」 ---航空母艦『ライオン』 甲板--- 一方、俺も魔眼によりその存在を捉えていた。 俺「あいつらだ・・・」 エイラ「あいつらって・・・まさか・・・」 俺「グレゴリ・・・!」 先日のラジオの演説により、その生存が確認されたグレゴリの2人組。ここに来て、ようやく姿を現した。 俺が、ストライカーが格納されたハンガーへと足を進めようとする。 サーニャ「待って!」 その声に、足を止め振り返る。 サーニャ「俺・・・行くの・・・?」 俺「・・・心配いらないっス。ちょっと行って、すぐ戻ってきますから。」 エイラ「一人で行く気かヨ・・・」 俺「俺がやるって決めたことっスから。大丈夫っス、2人とは、一緒にサーニャの両親を探しに行くって言う約束をしたっスから。それを果たすまでは、俺は絶対に死なないっス。」 エイラ「どうしても行くのカ・・・?」 俺「はい。」 エイラ「・・・死んだら、許さないからナ。」スッ 俺「もちろんっス。」スッ 互いに拳を突き出し、コツリと付け合わせる。 サーニャ「俺、これ・・・」シュルッ サーニャが手首に巻いていたリボンを、俺へと手渡す。 サーニャ「側にいれない間の、私の代わり・・・戻ってきたら、返してね・・・」 俺「ありがとうっス。じゃあ、これはサーニャが持っててください。」シュルッ 俺も、腕に巻いていたリボンをサーニャへ渡す。 俺「必ず戻ってきます。戻ってきたら、きっと返してください。」 サーニャ「・・・・・」コクッ 俺「じゃあ、行ってきます。」タッタッタ 受け取ったリボンを腕に巻き、踵を返し、ハンガーへと走る。そして彼は、グレゴリの待つ夜空へと飛び立った。 ---北海上空--- 高度約2000メートル地点。そこに緋色の瞳を持つ二人組が上空で停滞していた。 アダム「なんや、他のお仲間はどうしたんや?」 俺「仲間なら、ここにいるっス。」 腕に巻きつけたリボンを指さす俺。 それはサーニャから預かった誓いのリボン。しかし、それによって繋がっているのはサーニャだけではない。エイラも、宮藤も、リーネも、ペリーヌも・・・他の俺の仲間の全てが、このリボンを通して繋がっている。 俺「俺は、一人じゃない。」 アダム「なんのこっちゃ?」 当のアダムはそんなことを知る由がない。首をかしげるのも当然であった。 俺「・・・アンタ・・・その腕・・・」 以前、斬り落されたはずのアダムの右腕は、確かにそこに存在していた。 しかし、それは人の腕と言うにはあまりにも黒く、一種のグロテスクな禍々しさを醸し出している。 アダム「ああ、これか?ネウロイん力っちゅうんはホンマ便利でなぁ。テキトーな金属の近くに腕晒しとったら勝手に再生しおったわ。ま、見ての通り、もう人間の腕やあらへんけどな。」 アダム「って、オレの事はどうでもええんや。お前一人で何しに来たっちゅう話や。」 俺「俺たちはその先に行かなくちゃいけないんス。そこを、どいてください。」 イヴ「今更抗ってどうなるのです。もはや滅びは避けられないというのに。」 アダムの隣にいた少女、イヴが口を開く。 俺「その滅びを止めに行くんスよ。」 アダム「せやから止られへん言うとんのや。アホか。」 俺「だから、意地でも止めるって言ってるんスよ。邪魔しないでください。」 イヴ「あなたは一つ勘違いをしている。私たちは別にに立ちふさがっているわけではありません。ただ、祝祭の時をここで静かに待っているだけです。」 俺「祝祭・・・?滅びが?馬鹿げてる・・・どうかしてるよ、アンタ。」 アダム「おい、口には気をつけろや。次、イヴを愚弄するような言葉吐きおったら叩っ斬るで。」 アダムが俺を睨みつける。 イヴ「落ち着きなさい、アダム。とにかく、私たちは静かに滅びを待ちたいだけ・・・あなた方はその祝祭の障害となるから攻撃した。それだけです。即刻この場から立ち去れば、これ以上危害は加えません。」 俺「そうはいかないっス。俺たちは、アンタたちのその先に用がある。」 アダム「退かへん言うとるんが聞こえへんのかワレ。」 俺「退かないなら、押し通る。」シャン 刀を抜き、切先を二人へと向ける。 イヴ「・・・どうやら、何を言っても無駄なようです。いいでしょう、あなた方とは決着をつけねばならない。ここで滅して差し上げましょう。」 アダム「そういうこっちゃ、恨むなや。」シャン アダムも、以前の大剣ではなく、腰に帯刀していた刀を抜き打つ。 アダム「ほんなら・・・」 俺「いくぞ・・・!!」 ブォン! ♪出撃 互いに肉薄。その間にイヴは詠唱を開始する。 アダム「オラァ!!」ヒュン! 先手はアダム。袈裟懸けに俺へと刃を振り下ろすが、俺はそれをすれ違いざまに捌く。 空戦における刀剣術は基本、切り結んだ後、いきなり止まることはできず、身を翻すのに多少の時間を必要とする。 だが、今の相手にはその常識が通用しなかった。 アダム「よそ見すんなや!!」 再び、後方から唐竹に振り下ろされた刃。 俺「くっ!!」ギィン! 俺は無理やりストライカーを反転させ、刃を受け止める。 グレゴリの2人は、魔力により飛行しているのではない。あくまで、ストライカーは浮遊を行うための媒介。 その証拠に、2人のストライカーには魔力によるプロペラが発現していない。2人は体に無理やり宿されたネウロイの力で浮遊しているのだ。 ストライカーの機動では、彼らの機動についていくことは難しい。 俺は刀の柄をしっかりと持ち、峰に手を添え、直上から振り下ろされた刃を懸命に受け止めている。 アダム「言っとくけどなぁ、お前に腕斬られた恨み、忘れとらへんからのぉ。」 俺「アンタこそ・・・バルクホルン大尉を傷つけた事と、サーニャを傷つけようとしたこと・・・許さないっスから。」 アダム「ほんなら、またお仲間斬ったろうか?こんな風になぁ。」 フッ… 俺「!!」 刹那、目の前からアダムの姿が消える。 俺「くそっ!!どこだ!!」 懸命に探すもなかなか見つからない。ふと、背後に風を切る音と気配を感じる。 俺「そこかっ!!」 ギィン!! 反転し、刀を振るう。金属同士が打ちつけ合われたような甲高い音が響く。 アダム「ハッハァー!ご名答や。よぉ分かったな。」 俺「俺の家族に手を出したら、許さない・・・」 アダム「安心せぇや。お前倒すまでは手ぇ出さへんから・・・っと!」 不意に、アダムがその場から後退し、距離を取る。 イヴ「フィムブルヴェト!」 声が聞こえると同時に、頭上に巨大な氷塊が現れ、俺へと振り落ちる。とても回避が間に合う状況ではない。 俺「スルト!!」 俺の意思に呼応し、刀を蒼炎が覆う。それを真っ直ぐに振り上げ、氷塊へと打ち付ける。 炎により氷は完全に気化し、辺りを濃い水蒸気が覆った。 ---航空母艦『ライオン』甲板--- シャーリー「俺は!?」 ミーナ「大丈夫、まだ反応がある。生きてるわ。」 ミーナの空間把握能力は、確かに俺の存在を捉えていた。 水蒸気が晴れると、俺の姿が見えた。俺は再び、相手と刀を打ちつけ合っていた。 サーニャ「俺・・・」キュッ 俺から預かったリボンを握りしめるサーニャ。 エイラ「サーニャ・・・」 ゲルト「くっ・・・いくら手を出すなと言われても、相手は二人・・・あれでは劣勢だ・・・」 ルッキーニ「少佐、なんで行っちゃだめなの・・・?」 坂本「それが、俺からの頼みだ。あの二人は、必ず自分が退ける、だからみんなが手を汚すことはない、とな。」 エーリカ「俺一人だけが、手を汚すってこと・・・?そんなの・・・」 坂本「いや、そうではない。俺も、相手をできるだけ傷つけずに退ける術を私とともに身に着けた。ただ、今のままではあまりにリスクが大きすぎるがな・・・」 芳佳「坂本さん。」 ふと、宮藤が坂本の名前を呼ぶ。 坂本「どうした、宮藤。」 芳佳「私も、あそこへ行きます。」 リーネ「芳佳ちゃん!?」 ペリーヌ「あなた、何を考えて・・・」 坂本「それはダメだ、宮藤。お前を危険な目に合わせる訳には・・・」 芳佳「坂本さん。」 坂本の言葉を遮るように、宮藤が再び名前を呼ぶ。 芳佳「お願いします。行かせてください。」 しっかりとした口調で、そして、一切の濁りを感じさせない真っ直ぐな瞳を坂本へと向ける。 芳佳「私だって、坂本さんや俺さんと一緒に稽古してきたんです。それに、坂本さんだって、きっと私と同じこと考えてたんじゃないんですか?」 坂本「! ・・・」 宮藤に考えていたことを見抜かれた坂本は、押し黙ってしまう。 芳佳「私、言いましたよね。坂本さんの分も戦うって。」 坂本「・・・・・」 芳佳「お願いします、坂本さん。」 誰もが、坂本は反対すると思っていた。しかし、 坂本「ミーナ。」 ミーナ「・・・何かしら。」 坂本「・・・宮藤を、送り込む。」 全員『!?』 ミーナ「ダメよ。許可できないわ。」 坂本「頼む。」スッ 芳佳「!!」 何を思ったか、坂本は甲板のウッドデッキに膝を屈し、頭をつけた。 坂本「この通りだ。」 土下座。己を押し殺し、平伏して相手に礼節を尽くす、扶桑の礼式。ミーナもそれを知っていた。 ミーナ「美緒・・・」 今、目の前にいる戦友は、ミーナに対して最大級の礼節を尽くし、懇願している。ミーナにとって坂本は戦友と言う言葉ではくくれないほどの仲。 その坂本がここまでして自分に頼みを申しでている。それを無碍にすることなど、ミーナにはできなかった。 ミーナ「・・・必ず生きてここまで帰ってくること。それが条件です。」 芳佳「ミーナ隊長!!」 坂本「ミーナ・・・ありがとう。」 ミーナ「もう頭を上げて頂戴・・・あなたにそんな事、させたくないわ。」 坂本が平伏を解き、立ち上がる。 坂本「行って来い宮藤。俺を助けてやってくれ。」 芳佳「はい・・・!」 リーネ「芳佳ちゃん!!」 芳佳「ごめんね、リーネちゃん。私、行ってくる。」 ギュッ 芳佳「り、リーネちゃん!?(む、胸があたって・・・)」 リーネ「絶対、戻ってきてね・・・約束だよ・・・?」 芳佳「うん、大丈夫。絶対帰って来るよ。」 その言葉を聞いたリーネが、抱擁を解く。 リーネ「・・・いってらっしゃい。」 芳佳「うん!いってきます!!」 そして宮藤は震電の待つハンガーへと駆け出した。 続き→ペルソナ20.5
https://w.atwiki.jp/kwskp3/pages/444.html
ぺるそなすりーどらましーでぃーつー むーんらいと 公式 1月31日―ニュクスとの決戦を間近に控えた特別課外活動部の面々の 「ある夜」に起きた出来事と、その中で各メンバーの決意・心境を描いた CDドラマ。 フェスの後日談・アイギス編とリンクするエピソードが盛り込まれている。 一枚目のCDドラマ「Daylight」とは打って変わって落ち着いた雰囲気で、 独白劇に近い体裁を取ったエピソードが多い。 ペルソナ3シナリオ担当の田中氏がプロットを書かれている。 公式サイドストーリー。 CDドラマだけの声の出演に、 少女:斉藤千和(メティスではないらしい) がおり、この中で少女の素性・正体についても明かされる。 聞き所 色々な意味で天然な真田に振り回される順平。 将来の進路に、桐条家のハウスメイド就職を検討するゆかり。 などなど。 微妙にペルソナ3オリジナルドラマ A CERTAIN DAY OF SUMMERと リンクしている部分がある(アイギスのピッキング能力など)。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/53995.html
【検索用 へるそな 登録タグ 2023年 CeVIO KLAI Outer Ring Satoshi Goto c.c.R koshi-kun へ 可不 曲 曲は 殿堂入り 玉野ハヅキ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:Outer Ring(Twitter) 作曲:Outer Ring 編曲:Outer Ring ミックス・マスタリング:Satoshi Goto イラスト:c.c.R(Twitter) 動画:koshi-kun(Twitter) タイポグラフィ:玉野ハヅキ(Twitter) Live2Dアニメーション:KLAI(Twitter) 唄:可不 曲紹介 曲名:『ペルソナ』 『ボカコレ2023夏』ルーキー参加曲。 歌詞 (ニコニコ動画より転載) 偽りの顔に 隠す想いを ばれないように 切り刻んで 心さえ 塵に変え 全て捨てる いつだって僕らは 間違い続けて 真実 見えてないでしょ? 光さえ遮るように 仮面 被り続け 映る陽に 手を重ね その度に思い返す 繰り返すなんてしたくないから 消し去って 全てを 自分自身すら 消して 仮面を 闇に呑まれる前に 嘘を前に 嘲笑う いつだって 傍にいる 仮初の君を 夢の世界から 救い出して 微笑む面影 激情に沈む 全ての顔を 積み重ね 涙さえ 黒く染め 明日を閉ざす そうやって僕らは 視線を逸らして 現実 見えてないでしょ? 意識すら薄れるくらい 歪む世界 走り 後悔に 手を伸ばし 書き換えては振り返る 描く日々 無駄にしたくないから 映し出す言葉 嘘が奪う 消し去って 全てを 自分自身すら 消して 仮面を 愛を失う前に 嘘を前に 嘲笑う いつだって 傍にいる 本当の君を 夢の世界から 救い出して コメント 名前 コメント